日本の経営者には掃除を大切にする人が多いように思います

トイレ掃除を社長や会長が率先してすることで 会社が変わってきた という実践例もたくさん目にします

この掃除の効用とはどのようなところにあるのか考えるに

一つは仕事の環境の整備とか きれいに整理整頓することによる効率化とか

掃除そのものがもたらす直接的効用がまず考えられます

しかし 大きいのはそれよりも 掃除することによって 働く人の意識が変わるという

間接的な効用が中長期的には大きいと思われます

自分で掃除をすることによって

物を大切に使うことが自然に身についたり

同量と掃除をすることで連帯感が高まったり

会社や同僚への愛着が高まったことによって思想や企業文化と言ったものを共有でき

活動に方向性やエネルギーが付加される といったことではないかと思います

弊事務所でも毎朝全員で掃除をしてから仕事を始めています

過去には業者に任せた方がきれいになるし 効率的だという意見もでましたが

続けています

しかし どうも形式だけの習慣になってしまっているような気もします

このあたりも もう一度

心のこもった掃除 を意識する という基本からやり直すところのような気がしています