菅首相長男に接待されたことが発覚して 

国会での質問に対して謝罪した 内閣広報官山田氏について

飲み会など誘われたときには断らないで出かけるのがよい
私は断ったことがない・・・・ といった内容の

一年ほど前の若い人達に対してのメッセージビデオ(?)が

テレビなどで取り上げられて

根本的に飲み会や食事会に積極的に行くという態度がこの方の本質なのだ

だから・・という感じのコメントなどが言われていました

もちろん利害関係者からの接待を受けるということ自体許されてはなりませんし

この方の歩んでこられた道を想像して 

ここまでずいぶんと努力してこられただろうから 

何とかならなかったのかしら と残念な思いもしています

私はその世界を知りませんので多分・・ですが

役人の世界などはまだまだいわゆる(表面的にはともかく)男社会で

何かあるたびに「女性で初めて・・」といった言われ方をされてきただろうと想像します

彼女の年代での国家公務員の世界で上り詰めるには 

「男と同じように」いや「男以上に」「男らしく」働かないと認められず 

したがって出世もできなかったに違いありません

その働き方の一つが「断らない・・」であり「酒の席にもでて人脈も広げる・・」

であったのではと思います(確信しています)

私たちの年代で現在それなりに認められている女性は全員とはいいませんが

かなりの人たちが「男になって・・」仕事の世界で立ち居振る舞いをし

そのくせ「それでも女か」とか言われ

多少のためらいなどを出そうものなら「女を売って仕事を取ろうとしている」などと

失礼極まりないことを 普通にいわれることになります

今回は彼女一人ではなく他の幹部の人たちも同じような不祥事を起こしていましたが

それに対する扱いや雰囲気が微妙に違うような気がしています

これまでの努力や女性に対する偏見等をもって 彼女を擁護するつもりはサラサラありませんが

彼女の酒席に対する態度を「そういうのが好きな人だから こんな足元をすくわれるのだ」

といった非難は単純すぎると思っています

家庭や子供をほってまで飲食の席にでるとは何事ゾ という圧力に負けて

こんな本来ではないところでの競争に負け 

「だから女は・・」などという扱いに涙をのんだ 

先輩方がたくさんおられることを分かっていただきたいと思います

昨今は男性でも「一杯行こうか・」といった誘いに「それ業務命令ですか」などという人もいるとか

それはそれで 大きな勉強や社会経験の機会を失うこともあり得ますから

残念とは思いますが

男女にかかわらず 堂々と仕事内容や実績で勝負でき

裏舞台での根回しや顔を広げる ということが大切 というやり方はなくなればよいな

とそこにも気が付いてもらえればよいのにな・・と思いながらニュースを見ています