年末に新聞をみていたら「対面授業なじめない」という記事が目につきました

京滋地区私立大学教職員組合連合のアンケートで

オンライン形式から戻った対面での授業に「なじめない」との

学生からの相談が相次いでいることが分かった 

ということです

具体的な相談事例では

「大学生の実感が持てない」

「新しい友人を作ることが難しい」

といったオンライン授業の影響とみられる悩みがある一方で

再開されている対面授業にたいさいても

「人前で発言や発表する機会があるので大学にいけなくなった」

「オンライン授業の方がいい」

といった声が多く寄せられていた

とあったとのことでした

入学当初からオンライン授業で 友人つくりができず孤立をふかめているなかで

対面授業への切り替えにうまく対応できない学生がいる ということだと解説されています

大学とは知識を一方的に教えるところではなく

自分でテーマを決めて研究(の真似事)をし、発表したり

それについて討論したりする場であると思うのですが

そのような当たり前の経験をすることができず

大学生活が未知のままで時間が経過したので

試験やレポートの点数で単位はとれても

最も大切であろう 話し合いやディベート 意見交換ができず

教育の最終段階での個の完成・確率ができていないと感じます

経過した時間は取り戻しはできませんが、

周りの支援や自立を促すプログラムが必要不可欠だと思います

新年度を迎え そのようななかで卒業してきた新入社員に対して

企業のほうでも例年にない 特別な対応を考えたほうがよいのではないかとも感じます

またテレワークに(悪い意味も含めて)馴れてしまった社員に対しての同様の対応も

無視できなくなっていると自覚することも必要になっていると思われます

古い感性もしれませんが 人間は群れで生活する動物ですから

群れから切り離されるとどこかいびつな生き物になり 個だけでは成長どころか

生きていけない ということだと思っています

これはすぐには亡びないにけれど 無感覚にほっておくと亡びにつながるベーシックな問題だと

今認識しないといけないと思っています