日経新聞の10月8日朝刊「春秋」欄で「口の虎は身を破る」という言葉を知りました

京都市の朝鮮学校周辺で

差別や憎しみをあおるような言葉を叫びながらデモをしていた団体に

裁判所が街頭宣伝の禁止と損害賠償を命じた

という判決をうけてのコラムで書かれていた言葉です

言葉を慎まないために身を滅ぼす大事にいたることをいう言葉だそうです

ここでとりあげられているようなヘイトスピーチと呼ばれるような無法が

いつからこのようにはびこるようになってきたのでしょうか

私は 表現の自由を 国が法律で制限するようなことは 基本的には反対です

しかし 今回の判決は 禁止されて当然であったと思います

学校のまわりで とありますから それを子供達が耳にして恐怖に震えたり

取り返しのつかない心の傷をうけたのではないかと思うと 心が痛みます

そして モンスター***と呼ばれるような人たちが増加することによって

まっとうな主張までもが封じ込まれることになるようなことになることを怖れます

批判や処罰をおそれて 口をつぐむ ようになれ事も国をほろぼすでしょうが

天を怖れないような事を声高に叫び 自分の主張を押し通し 鬱憤をはらしたり

差別や憎しみを助長したり する人が増えることも 国を滅ぼすのではないでしょうか

単に耳を 目を ふさいで見たくない 聞きたくない とは言っていられなくなってきたように感じます