先週の7月1日は「うるう秒」の挿入が行われたということです

世界の標準時のわずかなずれを修正するために1日の時間を1秒長くする修正が

7月1日の午前9時直前の「午前8時59分60秒」を挿入することで行われました

「へ~」と思って 次にずっとほっておくと大きな狂いになるだろうから

微妙に調整するのだな まあ ご苦労さま なんてのんびり思いましたが

実はこれ結構大変なことだそうです

現代社会ではコンピューターによる自動制御がすすんでいるので

1秒のずれが 大きな混乱を招くことになる可能性をひめているからです

特に 技術革新に伴う高速化によって1秒間で膨大な取引が生じる金融市場では

万が一にでも取引が停止すると大混乱になるので

関係各所では事前に通知したりシステム監視の要因を増員したりすると同時に

この1秒を2時間程度に細かく分散するなどの対策をとったりして混乱を避ける工夫をしたと聞きます

本当に大変な時代になってきたものです

コンピューターによる自動制御がいろいろな分野に貢献していることにより

我々は計り知れない恩恵をうけているのでしょう

しかし 本当に1秒を争う必要があるのでしょうか

人命にかかわることは1秒を争うでしょうし

地震などの予知も1秒でも早くに知らせられればそれにこしたことはないと思います

でも 金融市場の1秒 電話時報の1秒 交流サイトの時刻合わせの1秒 本当に1秒の差は許容されないのかとも思います

何か1秒を争い 争ってきた1秒にふりまわされているようにも感じます

この1秒の問題でも どうしても必要な1秒と そうでもない1秒 あえてこだわらない1秒などメリハリをつけて

時間をコントロールするのも人間に与えられた知恵と特権 とは考えられないと思ったりしました