テレビの番組で東京都舛添知事のことが話題になっています

pみなさん批判的で さすがに擁護する意見はなく残念がる意見が少し聞かれました

pいわく「あまりにセコイ」 「そんなに知事の地位にしがみつきたいか」等々でした

p私共の仕事には 税務調査の立会 というのがあります

pお客様の法人税等の申告について 所轄税務署から担当官が見えて

pいろいろと調べたり指摘されたりされます

pそれに立会って 社長や経理部長と協力して状況を説明したり 処理の根拠について論陣をはったり いろいろ頑張ります

pその税務調査でよくある指摘に 交際費などで処理した支出について 「これは本当に事業関連のものですか」といったものがあります

pもう少し直接的に言うと「個人的な飲食の費用を法人の費用にしているように見えますが・・・」といった類のものです

p当然 個人的な支出であれば 法人の損金(法人税上の経費)にはできないわけです

pでは 何が個人的な支出で 何ならば法人の事業関連の支出か ということなのですが

p重要な顧客の接待というならば事業関連は間違いないとして(金額にもよりますが・・)

p重要な顧客になってもらおうと思って接待したが 結果は残念 というのもあります

pなかには 顧客でもあるけれど友達でもある なんてのもあります

pまさに 「舛添さん」 です 

p私共では 決算申告をするプロセスで そのあたりの事情等もお聞きしたりして

pお客さまが「あらぬ疑い」をもたれ 「いたくもない腹を探られる」といったことにならないように

p税法の見解や 過去の判断事例なども交え 説明をし 会社の判断を尊重しながらも 悩ましい税務判断をする ということもあります

p先日 税務調査での指摘をうけて 社長に改めて事情をお伺いし 社長の思いもお聞きして 対応を検討するという場面がありました

p社長としては 取締役でもある奥様と 静かなところに場所を変えてじっくりと今後のことを話し合った ということで

pそのように弁解しているのではない(社長は本当に仕事のためと思ってられる)ということは お顔から想像できなくもありませんでした

p私としては社長の思いを尊重したいのはやまやまですが 税務署の見解もわからないではありません

p話のなかで ふっと 「舛添東京知事の話のように見えるのかもしれませんよ」 というような解説をしました

pそうすると 「なら いくら思いをいってもそれだけではだめですね。 自分は公人ではないけれどこの件については税務署のいうこともわかります」という言葉がでました

p変なところで「舛添効果」です

pいままで このニュアンスのあるところを 妥当な支出であり経理処理であることを説明することの難しさを 

pなんといえば うまく伝えられるのか といつも悩んでいたのですが

p「ひとのフリ」をみたら理解できる事もあるのだ ということをみせつけられた思いでした

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