いわゆる「共謀罪」といわれる法案が国会でとおりました

どのようなことをすると「共謀罪」になるのか 今一つ明確にわかりません

たぶん テロを目論んで複数の人が集まって相談をしたりすると この罪になるのだ と

言うようなことだと 思います

テロのために 多くの罪のない人たちの命が(子供も巻き込まれて)なくなっています

だから この様な卑劣な犯罪は発生してからではなく 発生する前に未然に防ぐことが大切なので

集まってこのような犯罪を起こす相談や準備をしていたら捕まえることができる というのは

そうだそうだ とうなずけるのですが

何が組織的犯罪で 具体的にどのようなことをしていたら この罪になるのかが 今一つ明確でないように思います

何が起こるかわからない世の中 詳細な基準があったら かえって抜け道に逃げ込む悪者もいるかもしれない

それもそうとも言える かもしれない

でも本当組織的な殺傷の相談だったり 悪徳商法のような相談なのか そうではないのかはどのようにみきわめられるのか

と考えると 時の権力者の力のために悪用されるかもしれないと 多少不安を感じるところがあるのだと思います

法務省の「組織的な犯罪の共謀罪」に対するご懸念について に対象となりうるケース・ならないケースが列挙してありました

それを見る限りにおいては 何の疑問もない という感じがします 

当たり前のことが書いてあるという感じです

でも そんなに明々なことなど現実にはあまりないのではないかとも思うのです

現実にはいわゆるグレーゾーンばかりではないか という気がします

となると時の権力者の思惑で拡大解釈されて 本当は何の罪もない人が検挙されるというような

過去の歴史にあったようなこともあるのでは などと心配になるのではないでしょうか

また ポピュリズムが台頭してきた現在 昔の魔女狩りのようなことが できる根拠にされるのではないか

などと悪い夢を見てしまいそうな気もします

本当に良い政治は素晴らしい君主による専制政治だと昔学校で社会の時間に習った記憶があります

それが現実不可能なので民主主義があるのだといった授業だったように覚えています

ならば少なくとも 強硬採決するような また本当の議論が尽くされないままに政治が流れていくよいうな体制下では 

このような法案の成立を 心配しても そんなに「非国民」とは言われないか などと思いました