現在 所得税の確定申告時期の真っただ中です

私たち会計事務所では今が峠ともいえる時期になってきています

毎年この時期になると

昨年のこの時期から1年間という時間があったのに

なぜ毎年同じようにバタバタしているのだろう と思います

もちろん 毎年反省もし 改善もし

昨年よりは今年の方が ということもたくさんありますが

根本的なところは 人間って せっぱつまらないと動けない というところかな

などと半ばあきらめ気分で思うところもあります

個人事業者などのほとんどの人は一年間マジメに一生懸命働いて収入を得て

その結果としてこの時期に所得税を納税するのですが

確定申告書を作成して税額が確定し 納税する人たちは

いわゆる脱税というのではなく 少しでも節税できないかと

本当に一生懸命考えられますし 私たちも知恵をしぼります

それに比べて 給与をもらって生活しているいわゆるサラリーマンの人は

源泉徴収という方法で所得税を納税しているせいか

自分で申告して税金を納める人たちより納税意識が低いのではないか

ということも毎年感じます

給与をもらっている人は 毎月給料から天引きで所得税や地方税を差し引かれているので

手取り金額が自分の給料の金額という感じで

自分の納税額もあまり自覚しておられないように思うことがしばしばあります

源泉徴収という制度は政府としては 取りはぐれのない

また納税者意識でもって政策を批判されにくい

都合のよい方法といわれているのも わからないではないな と実感します

ただただ 税金がすくなければよい というのではなく

自分たちが負担している税金が

せめてこの負担感を納得させられるように使われてほしい

という気持ちで 政治や行政を見ていくことが大切だと思っています