私共の事務所内でも いつも整然と身の回りがすっきりと片付いている人と

どこか雑然としていて そのうち机の周りが書類の山になってしまっている人がいます

必ずしもすっきりと片付いているから 仕事が良くできる というわけでもないのですが

私の長年の経験でいうと

すっきりとしている人の方が 書類の山のなかで仕事をしている人より 

仕事の効率や 対応の迅速さで優れているように思います

書類の山の中に埋もれている人に聞くと

仕事の量が多く期限に迫られていて 片付けているヒマがないのだとか・・・

何がどこにあるかちゃんと把握できていて ミスも少ない となると

こちらの方で 仕事量や担当先の調整をしてあげないと過重な負担で心が疲弊してしまうと対応を考えることになります

しかしながら 大抵は

書類の山ができてしまうと 書類がなかなか見つけられなかったり 同じ作業を二重にしていたり

資料や情報の見落としがあったり となることが多いといえます

多分 仕事の優劣や優先順位が明確でないのに 

依頼の声の大きさに振り回されていたり 

とりあえず短時間で完成する仕事にとびついたり 目に入ってくる順に手を出していたり

ということがよくあるようです

また 意思決定がすぐにできず 後でゆっくり考えようとか調べてからとか思って後回しにしているうちに

督促が入って自分の中での計画が乱れてしまったり 余計な手間がかかったりして

ますます書類の山が大きくなる ということになってしまっているようです

何か質問を受けたとき すぐに答えられれば口頭で済み 一日時間をとると簡単な資料やメモの用意が必要になり

それ以上の時間を要してしまうとちょっとした報告書での回答になってしまうし

そもそも 質問してきた方にしても そんなに大層な答えを期待しているとは限らないから

どの程度のものが必要か質問や依頼を受けた時に見極めないといけない

それがコミュニケーション能力というものでもある

とよく言っているのですが

即答できないにしても 概略の話ができ(又は自分には即答できるような知識や経験がない旨の説明ができ)

上司に伝える とか調べる時間をいただきたいということをキチンを説明できれば 

そのための予定を計画に入れることもできるので その仕事がたなざらしになることもない

ということをよく認識していれば 決して書類の山や依頼事項や質問の山が大きくなっていく 

ということにはならないのです

そのように見ていくと やっぱり書類の山を作ってしまう人は

総合的かつ相対的に言って「仕事のできない人」という評価になってしまうことが多い 

ということになります

一度自分の机回りを見て もしいつの間にか書類やコピー紙やファイルが山積みになっているようならば

仕事を受けた時点で素早く優先順位や軽重の判断ができ 自分の中でのスケジューリングが書き換えられていく

ということを意識できているか 反省してみることをお勧めします