交際相手から「結婚したら仕事を辞めてほしい」と言われたら・・・

転職サイト「女の転職TYPE」を運営するキャリアデザインセンターが6月

女性会員864人に行った調査では

「辞めない」派と「相手に年収が高ければ辞める」派がともに4割で拮抗した

という新聞記事を見ました

その記事によると

「働く女性は増えたが 男女の平均給与や年収の伸び率には いまだ大きな差がある」

それに加えて「日本は家事に高い水準を求める傾向があるので 

男性が高収入で家計が安定しているなら相対的に年収の低い女性が仕事を辞めて家事をすべきだ

という価値観が残っているのではないか」

と分析されていました

半世紀以上昔 その手の質問をされたとき

私は全く仕事から離れる気はなかったにも関わらず 目先の平和を壊したくないと思って

「仕事は続けたいけれど 家庭には迷惑をかけないつもり」という見え透いたことを言いました

幸か不幸かそれ以上深く議論することもなく 今に至っていますが

その昔の世代であることもあり 仕事を続けることは全く私のわがままであり

お母さんが仕事で家を空けるから子供は「寂しくてかわいそうだね~」と言われました

私の実家は親戚がすくなくかつ私には兄弟もいなかったので

何事があっても自分と自分の子供が生活できるだけの甲斐性は持っていなくては

という一念だけは心を離れなかったのがその大きな原動力でした

今から振り返ると親戚が多くても兄弟がいても 何かの時頼れるということは周りを見てもなさそうですし

実際には子供がまだ社会人になる前に夫と死別してしまいましたから

かかわり方の軽重はあってもずっと仕事を続けてきたおかげで 何とかできた と実感しています

それを思うと 一生家族を養っていくのだ という決意は疑いませんが

自分の寿命は誰もわからないのに 自分が・・・という男の人の自信はどこから来るのかとは思います

結局根拠はないけれど 自分は事故にも大病にもならないで一生働き続けられる と漠然と思っているだけの無責任と

家事も含め非常に大変な日常を想像するだけで気持ちがなえてしまう女性の

楽観的な合意によって結婚生活はスタートするのかもしれません

そのあげく シングルマザー問題だったり・・・

私は若い人の覚悟を言っているのではありません

社会全体の意識も含め 結婚してようがしてなかろうが

男であっても女であっても同等に働ける世の中が来ることを強く望んでいるのです

女が男と同じように働けるわけがない だから給料も低い・・・

と当たり前のように言われていることは承知しています

そうではなく 男性も女性と同じだけあるいは同じように働けばよい  それが当たり前というように

考え方を変えられないのか 制度を見直せないのか と思っています