コロナ禍で密集状態を避ける とか

感染の可能性をできるだけ低減させる とか

色々な目的で 社会全体でリモートワークが推進されて来ました

というか せざるを得ない事態が続いてきました

そして コロナ禍が一段落した(?)現在 またオフィスに人が戻ってきた 

というニュースも見られるようになりました

私共の事務所でも 主に離職防止と人材採用の優位性を求めて リモートワークに取り組んできました

誰でもが望むタイミングで自宅などで仕事ができるように 

紙資料はできるだけなくし ネットワークを構築し リスクヘッジのための取り組みもし・・・・と

リモートワークは可能です と言える状態にはなりましたし

現実 小さな子供のいる人など 主として自宅で仕事をしている人もあります

しかしテレワークで仕事をしてみたりと一通り経験して 

今はまた事務所で仕事をする方が何かと便利という感じで よほどのことがない限り事務所に出勤してきて仕事をすることになってきているようです

まあ 試運転をしてみて 「できる」という事は確認しましたが 「できる」というだけで その方がよいとまでは言いきれない といったところです

さて ここにきて積極的にリモートワークによる仕事ができないか という話が持ち上がりました

子供の学校の都合とか ご主人の転勤とか 出産育児に備えたいとか 重なるときには重なるもんだ というハナシです

いずれも女性のキャリア形成を考えるとき是非力添えをしたいと思う事ばかりです

(家族での出来事が女性にばかり重く犠牲を強いる といったことはさておき)

そこで 何かあったときに使えるように という段階を超えた 日常的なリモートワークの利用という事が目の前の検討事項として突きつけられました

少し実践してやはり事務所に出勤したほうが・・・ということの根本原因は

コミュニケーションがとりづらい というところにあると思われます

リモートワークでも 便利なツールを使って同僚やチームメイトとこまめに連絡を取り合い

意思の疎通を図ることは可能ですし 仕事上必要なやり取りはできていたと思われます

しかし表情や声色のような情報は把握しにくく 意思疎通にずれが生じやすくなりますから

情報把握の不備や漏れが起こりやすくなり 結果として作業が遅れたり 無駄が生じたり といったことが起こってしまいます

気軽な雑談などができないというのは 直接業務に関係しないように思われますが スタッフのストレスや過労につながることも多いと想像されます

また、自分ではコントロールできているようで 雑用に時間がとられたりサボりにつながったり 逆に過重労働につながったりもしがちです

まだまだ紙の書類が重要な場面もあり すべての紙情報をデジタル情報に置きなおすことに思わぬ時間や労力や判断を要することもわかりました

日常的にリモートワークを取り入れるためには

コミュニケーションがスムーズにとれる快適な環境を作ることが大切です 

そのためには 自社に適したコミュニケーションツールを採用し

同僚やチームメンバーと気軽に連絡を取れる環境を整え 同時に操作が容易であることの検証やルールを設けることも必要になります

いずれも一夕一朝には完成しないことですが 導入後は期待した効果が得られているかどうかを検証し 改善していくことが必要です

私共の仕事は情報漏洩といった事故を最も避けねばならない仕事ですから セキュリティは一般企業以上の水準が要求されそれを徹底することは必要不可欠ですが

操作性や処理スピードばかりに気を取られることなく 

同時にリモートワークについての心得や自己に対する厳しい姿勢を保持する必要についての教育することも忘れてはなりません

ITを利用することを考える場合 その可能性は無限大と言えるくらい 何でもできると思ってしまいますが

導入の目的 量的質的な評価方法 ルール スタッフのIT能力などを明瞭にしつつ 効果検証をし改善を積み重寝ることになると思っています