12月23日、24日の2日間ふと思い立って広島に旅行に行ってまいりました。

 

京都にずっといることに少々食傷気味であったときに、広島の呉に住んでいる友人から

『一回遊びにおいで。車出したげるから。』といわれて渡りに船と思い誘いに乗ったわけです。

 

23日には厳島神社に行ってまいりました。いいものではあるのですが、神社の前に広がるおみやげ物屋の多さに

少し京都っぽさを感じて、少し複雑な気持ちになりました。

僕は旅行する際には非日常な何かを求めてしまうので、神社の非日常感をみやげ物屋の日常感に少し壊された

心持がしました。今思えば23日は僕の広島旅行の前菜に過ぎませんでした。

 

続く24日のクリスマスイブは呉に行ってきました。

恐らく日本中の街がロマンティックでスィートな空気が漂うであろうその日。

呉は違いました。

 

瀬戸内海に浮かぶ数多の巡洋艦

港において圧倒的な存在感を誇るIHIの超巨大クレーン

街に展示されている退役後潜水艦

町外れから巨大な煙を上げる鉄工所

駅前に鎮座する大和ミュージアム

 

ここにはロマンティックなクリスマスの空気はありませんでした。京都のような風情もありません。ただただ工業と

戦力に特化した極めて無骨な都市が非日常を求めてやまない僕の心を激しく刺激しました。

 

皆様も広島に立ち寄られる際には是非とも呉も訪れることを強く推奨します。

まぁ24日にこんなベクトルではしゃいでいた自分は少し間違えているという自覚は激しくあるのですが。。。

 

笹谷