「女のくせに・・」 若いころうんざりするほど聞かされた言葉です
会社の会議などで発言しようとしたり 何か質問したりすると
「女のくせに・・」と発言を遮られたり 答えてもらえなかったりという場面での
「枕言葉?」でした
曰く 「女のくせにそんなことに首を突っ込むな」「女のくせに一人前の口をきくな」
そしてそのあとは言葉になったりならなかったりですが
「そんな可愛げない態度だと嫁の貰い手がないぞ」などというセリフが付いてきました
そのような言葉を聞く時 心の中では「他に反論の仕方はないのだろうか」と思っていました
そのような言い方は まともに議論する姿勢でもなければ 正面からの反論でもなく
男より劣っている(と思っている)女を言い負かすためにはこのような言葉しか持ち合わせていない
という事を表している以外の何物でもないのに・・・恥ずかしくないのかな・・と
半ば呆れ 半ば寂しく 半ば尊敬の思いもどこかにいってしまった というところでした
さすがに最近は面と向かってその言葉を聞くことは(少なくても私は)なくなりましたが
「新人のくせに・・」とか「業界のことを知らないくせに・・」とか「専門家でもないのに・・」とか
似たような言葉はあちらこちらで耳にします
さすがに専門領域の議論に参加はできないでしょうが
素人には素人なりの素朴な疑問はありますし
業界の人間でないから その業界の固定観念や常識に縛られていない という事もあります
また新人だからこそ 馴れて麻痺しつつあるベテランには感じないことを感じているのかもしれません
そのような「自分の常識」や「当たり前」に風を吹き込むかもしれない意見や感想を
簡単に聞き流したり 大したことないと決めつけたり しているところには
絶対イノベーションなど起こりません
という事はその組織には未来はないと言っても過言ではないと思います
何よりも そのような言葉で自分の優位性を守ろうとする人たちや感性が幅を利かせているという事
それが何よりもヤバイという事に気付かないと・・と焦ってしまいます
けれど それをヘタに言うと「昭和の感覚だ」とか「文句のための文句だ」といった訳の分からない
返り討ちに合ってしまう事さえあります
そのような人や組織は「地獄におちるわヨ」と一人毒づいて
自分の心とこの先の平和な生活を守ろうとしてしまう自分もいて 心中複雑ですが
やはりあきらめは一番の敵なのでしょうか
こういうのを「歳よりの冷や水」というのかしらとも思ったりする今日この頃です