介護や看護 あるいは保育といった他者のニーズにこたえるケアをする労働に対して
それは女性の持つ母性などの特性や経験に根差した女性だからできる
あるいはその長所を活かす労働であると言われ 思い込まれてきました
それは伝統的に女性の美徳とされ
女性たちは長い間女性の本質とされてきた「適切にケアする」ことが当たり前のように求められてきたがゆえに
その大変さをおもてだって声を上げて訴えると「ダメな女性」といったレッテルがはられたり
あるいはその労働は当たり前に女性がになうものであるからと正当に評価されることも
光を当てられることもなく 不平等を是正されることもなく長い時間を過ごしてきました
アメリカの心理学者のキャロル・ギリガン氏が「ケアの倫理」を発見し、
それが現在 哲学、政治思想における一大潮流となって注目を集め議論されるようになって
新しい概念が広く認知されるようになってきていると最近教えられました
【「自立・自律」の対概念としての「依存」も自己利益と対比される「他者への責任」も
特定の人にケアをゆだねてきた近代の文脈依存的な概念であるの人にケアの責任が付与され
無償や低賃金でケアをしている不平等を解決すいるには「倫理」から離れた場所で
ケアに関わる人達の「ケアの現実」が語られなければならない】
という言葉に 今まで感覚的に不平等を訴えたり 改善を言ったりしていたものの
しっかりとした考えの裏付けがつけられなかったその主張に 大きな力が与えられたと感じています