今までも「夏は暑い・・」などと言って毎年毎日を過ごして来た気がしますが
今年の夏は特に暑かった気がします(と過去のように言えればよいのですが)
自分の加齢のせいでガマンができなくなってきているのかとも考えてみたのですが
東京の気温や湿度は東南アジアの都市とかわらないというデータもあり
熱中症になる人も増え続けているという事です
また 熱中症というと昼間の炎天下での出来事というイメージでしたが
屋内の職場でも熱中症になる人が急増しているとのことです
少し前までは夜寝る前にクーラーをつけてもタイマーで消す などというのが普通で
一晩中クーラーをつけ続けるなどというのは体に悪い などと言われていましたが
今や 一晩中クーラーで室温を保たないと 睡眠中に熱中症になる危険もあると
ニュースなどでも注意喚起されるようになってきています
英医学誌ランセットが主導する国際研究では 業種別の労働強度と就業者数から暑さに伴う作業効率の低下時間を推計していますが
それによると日本では24年には一人当たり43時間の労働時間が失われたとされています
暑さで失われた総労働時間は推計で年28億時間を超える数字で2010年代と比べて倍増の時間であるとのことです
そしてこれは日本だけの話ではなく世界中で深刻な問題となっており 対策が急務になってきています
もうファン付き作業着などによる対策などは限界があり 労働時間の調整にまで踏み込んだ対策をせまられています
日本では25年に労働安全衛生規則を改正し 熱中症の恐れがる作業について発症時の報告体制や救急対応手順の整備・周知するよう事業者に義務づけました
それでも職場での熱中症死傷者数は2年連続で増加し 慢性的な人手不足や高齢化のリスクを高めています
これは一時的な原因による気候変動によるものでなく すでに過去に戻れないことは明らかですから
これからは対処治療のようなやりかたでなく 「人が暑さに触れる時間を減らす」といった抜本的な対策への転換が求められるでしょう
早朝・夜間への勤務時間のシフトや季節をまたいだ労働時間の調整 遠隔作業の活用といった施策の開発 進歩 採用といった対策を最優先で採用する方向への対策が急務になっています
この面でも対策できる企業とできない中小企業といった問題が明確になり
貧富の差を大きくする という方向に力が働くのかと思うと
単なる生活の質の話ではなく命がかかっている話にもなってきているわけですから
何とも複雑な気持ちにもなります