世界の多くの国や地域で 中高生のスマホやSNS利用を規制する動きが広がっています
2025年12月にオーストラリアで 主要SNSにおける16歳未満のアカウント保有を制限する法律が施行されたニュースは記憶に新しいところです
日本でも 総務省がSNS事業者への規制強化を検討しているとも聞きます
世界がそのような方向に動いているからということではなく スマホ中毒といわれるような状況を見聞きするたびに
日本でも中高生(必要ならもっと低年齢の子供たち)に対して規制が検討されてもよいのではないかと思います
しかし 中高生にとって スマホはもはや欠かせない存在となっているようで
例えばこども家庭庁の調査では中学生の84% 高校生の97%がスマホを利用しており
一日の利用時間は平均5時間を超えているという結果がでたとのことです
諸外国でもスマホ利用の成績や幸福度への影響など研究は始まったばかりで 効果などについて一貫した結果は見られないとのことですが
日本でもSNS年齢制限についての検証なども進めて 規制について慎重にかつすみやかに進める必要はあるでしょう
すでに中高生にとってスマホの利用率などをみるに 社会的つながりの手段となって日常化していることは間違いないと思われますので
この社会的つながりの手段を一律に禁止すると 規制をくぐり抜ける誘因がより強くなり
それに負けて陰に隠れてスマホが利用されることになると SNSが単なる娯楽でなくなり
同世代のつながりのネットワーク効果がより大きくなり スマホによる影響が悪いことも含め大きくなりゆがんでしまうことになることが懸念されます
今後 SNS年齢制限を含めた規制の導入を進めようとするならば
中高生の学業や心身の状態 いじめなどとの関連を調査し そのデータを継続的に収集・分析できる体制が整えられなければならないと考えます
必要なのは 単純に規制してスマホを禁止することが大切なのではなく
どの年齢のどのような子供たちにどのように規制をすることによって どのようなリスクを軽減しようとするのか
どのような手段が有効なのか などについて継続的に調査し その影響や効果について検証しつづけることが求められます
スマホやSNSを取り巻く技術の進歩はすさまじく 今後はAIの導入も進められることは明らかです
そのような中で 単に規制すれば終わりではなく 常に進みつつあるスマホやSNSの現状を認識し 本質を理解し
そのうえで中高生の成長とのかかわりあいの中で どのように規制し導くのかも流動的に対応していかなければならないと考えます