所長通信

Communication

所長通信

所長通信

ケアの倫理

前回のこの欄で書きましたが

今「ケアの倫理」が各方面で注目されています

これは

「社会においてケア労働が過小評価されている事実に光を当て

ケア労働に対する正当な評価を求めるとともに

ケアが当然のように女性の仕事とみなされてきたことに異議申し立てを行い

ケア労働の担い手に対するケアの必要を主張するなど

様々な問題提起のよりどころとなった」

「さらに 経済成長を至上命令ととする陰で

抜本的な解決が見送られてきた経済格差や人権侵害 環境破壊などの諸問題は

ケアの軽視という共通の病巣を持ち

互いに絡まり合っているという視点が示された」

「ひときわ重要なのは

人間関係の基本をどう理解すべきかという私たちの価値観に対する問いかけである」

「かつては性別分業が当たり前で

他者を支える「ケア労働」は女性が担うべきものとみなされていた」

「世の多くの男たちは一家の大黒柱だという自意識に甘んじて

ケアすることの意義とその負担感を実感することなく

女性蔑視ともあいまって

社会におけるケア労働に対する過小評価を推し進めてきた」

上智大学短期大学部教授の舟木博一先生が日経新聞の経済教室で 以上のようにはっきりと述べられています

この一文を拝読して 長い間モヤモヤとしていた頭と心の中がすっきりとしたのは

私だけではないと思います

「ケアは生の基盤であり 特別なイベントではなく身近な人によって継続される日常的な営みであるためか

ケアの提供をありがたく感じるのはまれだ・・・ケアが行き届いている時には 誰が何に対してどのようなケアをしているかに気付くことはほとんどない

気付くのはケアが欠損したときである」

この事に早く気付きケア関係の重要性を改めて認識し 

この基本的なニーズにこたえることができる社会が来てほしいと

切に切に思っています

お問い合わせ

Contact Us

当事務所の業務に関するお問い合わせを受付けております。
ご意見・ご質問などがございましたら、お気軽に下記からお寄せ下さい。