先日みた株式会社Schoo(スクー)さんのページで

「人間力」について書かれていました。

人間力とは内閣府の「人間力戦略研究科会報告書」(内閣府の定義があった事にびっくりしました・・・)によると

人間力とは「社会を構成し運営するとともに、自立した一人の人間として力強く生きていくための総合的な力」と定義されているそうです。

また次の3つの要素から構成されると記載されていて

 

  • 知的能力的要素・・・「基礎学力」や「専門的な知識」にはじまり、情報を収集し理論的、分析的に表現する「倫理的思考」、新しい価値や新たな行動を生み出す「想像力」の4つより構成されるとしています。
  • 社会・対人関係力的要素・・・異なる文化・世代の人たちと共に理解し合う「コミュニケーション力」、チームを目標達成に導く「リーダーシップ」、社会の利益のために行動できる「公共心」、規律のもとである「規範意識」、他者を尊重し切磋琢磨しながらお互いを高め合う力「相互啓発力」の5つにより構成されるとしています。
  • 自己制御的要素・・・学習、就業、社会参加、目標に対する「意欲」、新年をもって粘り強く取り組む「忍耐力」、自分らしい生き方や成功を追求する「自己受容・自己実現力」の3つより構成されるとしています。

細かく定義されていますが、「学問を活用する力」「人とのかかわりにおいて社会の役立とうとする力」「自分を律する力」、そしてこの「3つの力を束ねた総合力」と言い換えられるといわれています。

 

人間力の高い人低い人の特徴としては次のようなに表現されています。

人間力の高い人

・常に穏やかで話しやすい

・一緒にいて心地よい

・視野が広い・視座(物事を見る立場)が自由

・自分をもっている

・リーダーシップがある

・モラルがある

人間力の低い人

・自己中心的

・自分をもっていない

と書かれていて、人間力の高い人のイメージは

「人として深みがあり、魅力的に感じる人」といったイメージになるようです。

人間力とは「心の豊かさ」と言い換えられるといわれ、人間力の高い人が持つさまざまな特徴は、心の豊かさに由来する余裕の表れかもしれません。周囲に流されず信念を持ち、自分だけでなく周りの幸せも考えて行動できる人、こうした人を表現する言葉として「徳」という言葉があるそうです。

「徳」という言葉は、辞書によると「精神の修養によってその身に得た優れた品性、人徳」とあります。この「徳」「人徳」こそが人間力の正体ではないかと考えららえます。

このような言葉もあります。「功には禄を、徳には地位を」これは人材登用に関する一つの考え方で、西郷隆盛が書物に記した言葉だそうです。

功績があったものには金銭などの報酬で報い、徳(人徳)があるものには地位(ポジション)を与え報いなさいというものです。人を導く立場には人徳(人間力)がある人が就くべきと言う事です。

 

人間力を磨く方法として

・志を持つ

・共感力を高める

・読書をする

・自己啓発の習慣をつける

と言う取り組みが挙げられています。

 

以上のような記事を一通り読んだ時に、私の頭のイメージに「大谷翔平選手」が浮かびました。

年齢的にはまだ27歳ですが今年多くの偉業を達成されました。

ニュースで多くの偉業の達成を報じると同じぐらい大谷選手の「人間性」も多く報じられました。

高校時代から目標達成シート(マンダラチャート)を使って常に自己研鑽を重ね、

メジャーリーグで二刀流で活躍する(志し)を持ち、率先して球場やベンチのゴミを拾い、

相手バッターの折れたバットを手渡す気遣い、ファン球場関係者、ボールボーイに至るまですべての人を「心地よくする」行動まさに「徳」を積む行為だと感心させられる事が多く、大谷選手を見ていると「日常の習慣」長い年月を掛けて身に着けた「習慣」が大谷選手の「魅力」だと思います。

周りから見て「大変だな」と思う事も大谷選手からすれば「日常の習慣」なのかもしれません。

でもそこに行きつくまでには「相当な努力」があったと思います。

だから多くの偉業達成の裏に大谷選手の「人間性」が認められ数々の賞も受賞し多くの方に愛されているのだと思います。

「日常の習慣」から生まれる心の余裕、自信の裏付けが大谷選手の「笑顔」だと改めて感心しました。

日常の習慣を一から見直す事はできませんが、「ひとつひとつ」増やしていく事ができればと思い、

できるだけ「笑顔」の多い日常が過ごせるように「人間力」を高めていきたいと思います。