ジェンダー平等と言われて久しいです

国連の国際女性年の始まりの年に 公認会計士試験に合格したのですが

それまで 女性は一年に一人が合格するかどうかであったのに

この年に限って(近畿財務局管内では)5人も同時に合格したこともあって

当時 国際女性年のスタートに際して 女性にも活躍の場を提供するという国をあげてのアピールのため

女性の合格が(水増しして)増やされたのでは などと冷やかされたのを覚えています

もちろん 国家試験においてそのようなことはあり得るわけもなく

何よりも合格した人だけでなく 受験した人全員 会計士業界全体に対して失礼だな と思いました

すでに半世紀近く前のことで 公認会計士を受験するといっただけで 

「アンタのために将来がかかっている男性が一人はじき出される。

お嬢ちゃんのお稽古替わりにされたら たまらん・・・」などと

一度ならず言われていました

そのころから半世紀 公認会計士の世界でも活躍する女性は増え

色々な分野で活躍する女性があちこちで光っていますし

学校を卒業したら「花嫁修業をして・・」などというのも 

すたれた習慣になって来ているように感じるようになっています

自分たちの社会人スタートの時とくらべて

この変化に自分たち世代の仲間たちの努力や頑張りも多少は役立ったかしらと

ちょっと自分たちをほめてあげたい気分になったりすることもあります

とはいうものの 男女間の給与格差や まだまだ子供連れの勤務のつらさなど

乗り越えないといけないハードルはまだまだあり

いよいよ女性問題も 実感を持って男性の問題であると捉えられるようになってきています

そのような今日

孫(小4の男の子)の夏のパジャマを買う必要があって

一緒にショップに買い物に行ったとき

本人がキレイなピンクのものを手に取ったときに

自然に「それ女の子のみたいじゃない」という言葉が口をつきました

それに対して「ばっちゃん(私のこと) ジェンダー平等なんやで」と

当たり前のことでしょと言わんばかりに言われました

その孫の言葉を聞いて 

こんな子供が自然にこんなことをいうのだ と

自分のセリフが何も意図したものでないがゆえに 余計恥ずかしく感じるとともに

この子たちが大きくなる時には もっともっとジェンダーフリーな社会になっているのだろうな

同じなるなら 男も女もどちらも生きるのに肩ひじをはって頑張ばらねばならないことのない

穏やかな社会になっていてほしいな と思いました

います