前回で できる人が辞めない会社を作る といったことについて 少し整理してみました

そこでも 「仕事を愛する」にはという点について 従業員エンゲージメントが必要といわれています

従業員エンゲージメント とはなんとなくわかっているようで 明確に認識できているか というと・・・

で、先日(5月9日)もこの欄で述べましたが 改めて整理してみたいと思いました

従業員エンゲージメントとは

企業に対する従業員の思いや態度を表す言葉ですが

従業員満足度とかモチベーションとは似ているけれど異なるものであると解説されています

従業員エンゲージメントを構成する要素は主として以下のように言われています

一つは 所属企業や組織に対する理解や信頼感(共感)で これは前提条件とでも言えるものになります

もう一つは 自発的な貢献意欲で上記の理解や信頼感あるからこそ生まれる意識であるところが 一般的な「やる気」との違いです

この従業員エンゲージメントがこれからの企業や組織には欠かせない概念であると注目されてきているのは

自社のビジョンを理解し 経営陣も含めて信ずるに足りる企業だと思ってくれる従業員の貢献意欲が高ければ

未来に向かって企業が進む力となるからです

従業員エンゲージメントと似ていることばはいくつかあります

例えば従業員満足度です

従業員満足度も大切なことですが こちらは例えば「仕事は楽で給料は高い」といった場合にも高くなりますが

満足は際限なくほしくなる欲求からうまれますから将来に対して持ち続けられるかの保証はありません

というところでエンゲージメントとは一線を画します

また 高い給料が欲しいから仕事を頑張るというのもモチベーションとなりますが 

これを見れば モチベーションとエンゲージメントも違うということが理解できます

忠誠心とも似ているようですが 忠誠心は王様と家来のような上下関係があるというところで

従業員エンゲージメントとは異なるということになります

この従業員エンゲージメントが高いと 離職率は改善され

「できる人」が辞めない会社に近づき

さらなる向上につながる ということになります