「16歳未満の子供は交流サイト(SNS)の利用禁止」

オーストラリアで昨年このような法律が制定された というニュースがありました

少し驚きましたが SNSの利用が子供に悪い影響を及ぼすと考えられたのだと理解し

かねがね不安に思って居るのは私だけではなかったということか 

と自分の感覚がまったく明後日向いているわけではなかったと なんとなく認められたような気分になりました

また ブラジルの最高裁命令によりX(旧ツイッター)が昨秋 同国内で一時接続遮断されたことについてのアンケートで

3割以上が「メンタルヘルスが改善した」と答えたという話を見ました

差別や対立をあおる誹謗中傷や陰謀論に満ちたコメントは見るだけで疲れ 遠ざけるに限ると

少なくない人がそのような思いを抱いたのは想像に難くないという意見が評されていたのに 

納得できる思いを持ちました

かたや Xを所有する実業家のイーロン・マスクしは猛反発した というニュースも見ました

この様な議論においては 推進賛成の人達は「言論の自由」を盾に制限を批判しますが

Xに投稿されたウソの救助要請に警察官が駆け付けるなど偽情報が現場に混乱を招いたり

その情報に翻弄され傷つく人 命まで絶ってしまう人などが後を絶たないどころか拡大している様を見ると

ドイツやオーストリアの60以上の大学で「公正で民主的な意見交換を促す役割を果たしていない」と利用停止を宣言したなどの

「X離れ」とでも言える動きがあるなど このような動きは故あるものと見えます

日本での教育現場でも色々な取り組みがなされている という記事を見ました

長野では公式SNSを 生徒と教諭が協議して運用している例が紹介されていました

SNSなどネットを利用する際のルールを話し合いで決める取り組みなどにより

「ネット上でいじめ・誹謗中傷をしない」「自分や他人の個人情報を大切に扱う」など 多くの小中学校でルール化されてきているとのことです

今の社会情勢を考えると SNS情報に子供だからと言って触れないで済むわけにはいかないと思いますし

とはいっても野放しに子供をそのような情報の渦に放り込むことは危険すぎるとも思います

子供たちが自分事としてネット利用について考え 自主規制ができるようになってほしいと思いますし

同時に偽情報や悪質な情報にはまり込んだり 巻き込まれたりしないための知恵も獲得して

強く正しいネット上での大人に育成していきたいものだと思います