私共の事務所の組織は 極端な鍋蓋型の組織になっています

もちろん 人数が少ないので 所長一人で管理業務がこなせる陣容である というのが大きな理由になっています

また スタッフが若く 就業期間も同じくらい というのもあります

そこで、私が直接指示命令をだすのが 効率的であり 不要なストレスも少ないのでは・・とやっているうちに

気が付けば 名実ともに 鍋蓋型になっていました

それはそれで シンプルで悪くはないのです

また スタッフ間での軋轢も少ないように感じます

しかし です

最近なんとなく 事務所スタッフが 指示待ち作業になってきたのではないか という気がしてきました

会計事務所ですから それぞれ担当の法人や個人事業があって それぞれの記帳業務や決算申告は間違いなくできますし

ご相談があっても かなりのレベルで対応できているようです

でも、ファイリングや過去データの保存のしかたの改善 PCやソフトといったインフラ的な部分の整備 教育訓練にかかわるような活動 といった

毎日の直接業務にかかわることではないが 事務所全体にとっては大切な業務というものは 自分がする仕事とは感じていないようです

もちろん 具体的な指示を出すと キチンと実行してくれますから 文句をいうところではないのですが

これが進むと 行き着く先は自分さえキチンと義務をはたしてミスをしていなければ それでOK という空気が蔓延して すべて仕事は自己責任となってしまって

全体のスキルアップや後輩や新人の指導教育なんて邪魔くさい余分の業務となってしまうのではないか という心配です

このような仕事をするのが 実は管理職といわれる人たちの仕事なのでしょうか

私は 特に役職がつくから・・・といったことではなく またルールや規則でしばられて義務としてするのでもなく

みんなが相互に知恵を出し合い 工夫しあうといったことの延長線上にある仕事の一環としての間接業務が身についているといった状態をを求めていると思っています

抽象的な言い方ですが 事務所(会社)に対する愛情の問題ではないか というように思っています

自分のいる事務所が働きやすい組織であり 毎日楽しくやりがいを持って働けるような場所であるように いろいろ気遣いをする といった愛社精神というのは理想論なのでしょうか?

ほとんどのところが解決するのではないかとおもうのですが