毎年 秋も深まってきたころより 今年の反省をし

それを分析して 来年のテーマや目標を考え出します

今年も同じような段取りですすめてきたのですが

今年は11月の終わりころに 来年のテーマや目標について

私なりの「ベースの案」をだして

次世代をになう者に それを事務所スタッフへのメッセージとして

文書化して説明する といった段階を実践してみてはどうか

もし 異論があったり もっとよいと思うテーマや目標があれば

そちらを採用することも全く自由にしてよいから

と提案しました

ベースのところの「案」については 同意や共感

そして ここから後のプロセスについては是非やりたいという意向がすぐにでてきましたが

この欄を書いている今もまだ何もでてきていません

もちろん通常の仕事プラス毎日のように入ってくる臨時的な出来事に対処することで

毎日フラフラになっていることもよくわかっていますが

自分で「したいです」と言った限り 後始末も自分の責任で・・と何も言わず見守っています

見守っていながら なぜそのようになっているのかを考えました

内容についてどうしようかとそれこそ24時間考え 親しい仲間ともそのようなハナシをして意見を聞いたりしていながら

明確にアウトプットするにつながらなくて 悩んでいるのは

具体的に明確にビジョンンを見せて みんなを同じ方向にむけて引っ張っていかなければならないという意識が

返ってやらねばならないことを見る目を曇らせているのではないか と見えます

私たちの仕事は 一見機械的な作業の積み重ねのように見えるかもしれませんが

実は大変クリエイティブな仕事である と私は考えています

会計処理や税務判断は厳正なルールに従いますが

その元にある事業活動は 其々の事業のあるいは法人の活動ですから 100社あれば100の処理と決算があるというものです

その毎日のように発生する取引(活動)をいかに読み取って最適な処理をするか と言うのは

非常にクリエイティブな仕事です

教科書に***と書いてあったから と言ってそれがべストの回答でもなにでもありません

もちろん違法なことや脱法的なことは論外ですが

たくさんの採用すべき手続きから今一番妥当で適正と思われる処理を採用し

なおかつそれは「今だけ」 でなく将来のことも頭にいれたなかでの結論であるべき

そう考えると 一人ひとりがいかに柔軟に広い視野をもって仕事に向き合うか 向き合えるかにかかっています

そして そのためには 自由に楽しく仕事ができる という環境が必要であると思っていますが

それは同時に具体的なあるいは一律の目標やルールがあるなかでは 制約が強く作用しすぎることもある 

と言うところにつながるように思うのです

だから でもないですが テーマや目標はあまり一律のルールや具体的なものである必要はなく

考えるきっかけや 自分のあるべき仕事像を考える時のベースになるようなものであればよいのではないか とも思っているわけです

だからといって みんながそれぞれ違った方向を見て進むと「ワンチーム」の力がつくれません

そこがテーマや目標造りの何とも難しいところです

それはウン十年の経験でよくよくわかっています

たとえ今年はうまくつくれなくても まずその難しさを体感してもらえれば それも一つの進歩につながるのでは

そのように前向きに考えて「じっと見守れ」と自分に言い聞かせています