「正常性のバイアス」という言葉があります

自分は大丈夫とい思い込みが人にはあって

些細な異常にいちいち反応していては身が持たないので

これは正常な範囲として処理しようという心の動き

を表すことばです

このストレスが多い環境で 精神状態をたもって生活するには

必要な心であると思います

このような心の動きがあるから 何とか毎日が過ごせるといっても

過言でないかもしれません

しかし

あまりにも異常なことが続けて起こると

本当は異常なことが起こったと反応しなければいけないのに

この程度はよくあることでいちいち気にしていたら身が持たないと

スルーしてしまったというのは ちょっとまずいのではないかと思います

何が些細な異常で 何が反応すべき異常かは

簡単に判別できるものではなく わからないことですが

もし誰かの力が働いていて 異常な事態にならされていくとしたら

それは怖いことで

いわゆる「かまゆでカエル」などというのは このことを言っていると思います

この夏の終わりころから 地震や大雨や台風で各地で被害が発生しました

大雨がふれば土砂崩れがあるから 早めに避難しなければ・・・

もちろん身を守ることに敏感に行動することは最優先で必要です

そのための情報の発信や交通機関をはじめとする対応もずいぶんうまくなったと思います

けれど土砂崩れが起こって当然なのかそうでないのか

浸水して当然なのかそうでないのか

はキチンと見極めたいと思います

「想定外の・・」のオンパレードですが

オンパレードになるのは「想定外」ではないのでは?

臭いものにふた ではなく もっと根本的なところを見失わないようにしたい思っています