幼稚園に通っている孫の運動会がありました

この幼稚園では年少組の3才ですでに100M走があり

予選があり決勝があり チャンピオンはたたえられます

初めて見たときは驚きました

勝ったや負けたをあまり明確にしないのが この頃の幼稚園 のような先入観があったからです

勝ち抜いて金メダルをもらった子供は誇らしそうにしていますし

悔しがって泣く子もいます

けれど そのあとその勝ち負けが子供たちの間でわだかまりのようになっている様子はありませんし

勝った子が負けた子にえらそうにしている様子もありません

負けた子が卑屈になっている様子も全くみられません

また団体競技では まけたグループはまだ戦っているグループの応援にまわったり という場面もあります

それをみていて 勝ち負けを決めたり 1位や2位や3位とを優劣をつけることを

今の私たちは少し怖がっているのかな という気持ちになりました

運動会で活躍できたら 活躍したお友達はみんなでたたえ

絵の上手な子供はコンクールで賞をとってたたえられ

発表会ではまた別の子供が主役をさせてもらえる・・・

私などの子供ころはふつうにあったようなことだと記憶しているのですが

それが新鮮でよいことに見えます

きっとそれは まだまだ邪念のない小さな子供たちだから

勉強ができることや偏差値が高いことがすごいことで他のことはそうでもないことだなどという

単純な尺度で仲間を評価していないからではないか と思います

多様な尺度があり それぞれの良いところや得意なところを認め合い

たたえあう そして助け合う そんな子供たちに素直に育って行ってほしいと

心から願いました