5月21日の京都新聞の梵語に

読書家の蔵書はなぜ増え続けるのかから始まって

あちこちの図書館で蔵書が職員によって廃棄されたという事件がおこっている

といった話が書かれていました

私は 読書家ですというにはおこがましいですが

読書が好きで 本が捨てられません

自宅をリニューアルした時に 本の冊数を事前に説明していたにも関わらず

新しいスペースにはとてもおさまらず あいている壁面までは利用したものの

さりとて廊下や階段の端に積み上げておくのは危険すぎるということになって

段ボール箱に10箱くらいを泣きの涙で引取してくれるお店に持っていったことがあります

昔から床から天井までの本棚でうまっている書斎で読書する景色にあこがれていたのに

叶わなかったのは一生の心残りといまだに思っています

すべての本を2度も3度も読み返すこともないのですが

それでも 何かの時にふっと思い出してもう一度と思った時に困らないように

手元に置いておきたいとついつい思ってしまいます

私の中身は本の中身が詰まってできているという実感があるので

本を捨てると 自分の中も薄くやせてしまうと感じるのかもしれません

このような人間からすると 職員によって無断廃棄されたというニュースに対して

物議がかもされたというニュースには大いに同感するところがあり

同じように本が大切で捨てられない人がたくさんおられると心強く思ったところでもありました

図書館というところでお仕事をしているのに本に対する愛情がないのか

本をすてることに抵抗感はなかったのか 聞いてみたい気がします