事務所のお客様で決算月の変更を考えておられる法人があると聞きました。

個人の方の会計期間は「1月-12月」と決まっていますが、会社の決算月は
企業が自由に決めることができます。
また、決算月は定款変更(株主総会の特別決議)すれば変えることもできます。

「決算は3月が多い」というイメージでいたのですが、
国税庁ホームページの統計を見てみると、年1回決算の内、
法人全体では約19%が3月決算であるのに対し、資本金1億以上の法人では
約54%が3月決算にされています。
(国税庁ホームページ-統計-平成29年度統計年報)
www.nta.go.jp/publication/statistics/kokuzeicho/hojin2017/hojin.htm

3月決算が多いのは、「国や地方公共団体の会計年度に合わせて」や「新卒の
入社が4月だから」
「税法の改正が4月1日が多い」などが理由だそうです。
一方でグローバル化に伴い12月決算に変えられることも増えているそうです。

自社の繁忙期、資金繰り、グループ内の統一など色々な観点から、
決算月についても戦略的に考えておられるのだなあと思いました。