最近 人材を募集してもなかなか良い方に出会えない とか

募集しても応募がない とかいう話が耳にないってきます

東日本大震災以降 復興のための工事に人がとられて労務費が高騰している

というような話も聞きます

いまから 20年くらいまえ 職場にパソコンが入ってくるようになり

工場のラインもコンピューター制御で動かす ということが 急激に浸透してきたころ

人間の職場が機械に奪われるといった議論が真剣にされていました

いくら機械が発達しても その機械を動かすのは人間だから

人間が排除されるということはない ということは明確になっています

また いわゆる職人技には 機械はかなわない ということも

すくなくとも現時点では事実として認められていると思います

なのに なぜ人材不足なのでしょう

ひょっとして 全体では不足しているのではなく

求職する人の希望と求人側の提示する労働内容がマッチしないだけなのかもしれません

職人技はすごい とわかっていても その技を継承しようという人は あらわれません

たしかに いわゆる団塊の世代が定年退職したため 労働人国全体がすくなくなっているのは間違いのないところではあるでしょう

でもでも・・・・????です

離職率の大きさなどを見ると 職業感自体が大きく動いてきているのもまた事実のような気がします

きっとアルバイトでも生活はできる といった世の中ですので

何が何でも 一つの職業に出会った限り極めよう というような風潮はあまり見られなくなっているような気がします

標準化され コンピュータに制御され リスクヘッジされという職場では 極めようという目標が見えなくなってしまっているかもしれません

昔だったら職場につけなかった人に機会があたえられ 機械化によって非力な人にも門戸が開けられているという

進歩については 全体的に 良い方向であると評価しないといけないのでしょうが

経済の根底が緩んでいるような気がしないでもありません

また 自分の職業についてプライドが持てないようになってきているとしたら不幸なことではないかとも思います

新しい職業感 生きがいが持てる職場つくりを考えるほど 悩んでしまします