教育で人は変わらない
(2025年5月19日 09:00) カテゴリー:所長通信WEB記事をみていたら 某社の社長さまが
「教育で人は変わらない」とおっしゃっていました
相手に変わる気がない限り どんなに教育をしても人はかわりません
伝え続けることは必要ですが どんな伝え方をしても変わるとはかぎりません
というようにおっしゃってられました
そして それに気づいてからは 離職率は減少し安定した職場づくりにつながった というような話です
今 どこの会社の社長さまであっても 人材不足に苦しみ 何とか良い人を確保して教育して一人前の社員として働いてもらおうと
四苦八苦し 努力し続けられていると思います
なので即戦力の方が採用できなくても 未経験の方を採用し 教育して一人前になってもらって・・・となっていると思います
最初に紹介した社長の「教育で人は変わらない」は仕事のルールとか手続きとかそのような事ではないのでしょう
その業界に未経験の人を採用して取り扱い商品についての知識を教え 取引の方法や手続きを教え ルールを知ってもらう
これはこの場合の教育の話ではなく 仕事に従事するためには必要なスキルの取得であり 自動車の免許証が必要というのと変わりないことだと思います
教育で人は変わらない というのは 「心を込めて・・」というようなことを身に着けて・・とか
社会人とは**あるべきだ わが社の社員はこのような人間であってほしい・・ といったたぐいの教育のことではないかと思います
確かにそのような事は 本人が望まない限り 話を聞いたからといってできる者でもなければそのようになれるものでもありません
それでも あるお店に行って 社員さんがみんな感じが良かったなどという事はままあることで
非常に感じの良い対応をしてもらったと思うこともよくあります
そのような場合 その人一人だけでなく全員のみなさんが同じ雰囲気であるということになっていることが多いように感じます
それが社風と呼ばれるものであったり 雰囲気 そのお店の空気であったりというよう物で 全社で共有したいと社長が望まれることなのではないかと思います
きっとこのような雰囲気になりたいと思い それがどのような心持から発せられるもので そのためには・・といったことを伝えるにあたって
教育しよう それがどれほど大切かわかってもらおう となって社長は頑張ってみたものの・・・・・という事をおっしゃってられるような気がしました
もし そのような教育をあきらめれば 正確で間違いのない仕事集団はできても 素晴らしい人たちの集団 素晴らしい会社にはならないようにも思います
しかしこれは一方的な「教育」ではできないことだと思います
全社で気持ちの良い体験をする とか 共感をし悦びを分かち合う といった経験の積み重ねからはぐくまれて定着してくるもので
教えるのではなく このような経験ができる環境を整えるとか言ったところで社員に働きかけることが大切だという事なのではと思いました
大変な時だからこそ まずリーダーが心にゆとりと微笑みを という心がけを意識しないと進まない のでしょう