ちょっと前の報道で 

東日本大震災のとき 福島原発の近くにすんでいたので やむなく非難してきた家族の

子供が学校で 「**菌」などと言われたり 賠償金をもらえてよかったね などといじめられて

学校に行けなくなった というような記事を見ました

それも 調べたら 特別の一人のことではなく

同じようないじめは他にもあったということです

最近の復興大臣の「東北でよかった」失言と同じ根っこだと思います

子供の原発避難者に対するこのようないじめは 

被災者に対する大人の無理解や偏見

賠償金に対するねたみや誤解

放射線に対する漠然とした不安

などのまさに鏡だと思います

誰も好き好んで 故郷をはなれたわけでなく 友達と離ればなれになったわけでもないのに

なぜこのような言葉や態度がでるのでしょうか

昔から転校生が方言のなまりをはやされたりしていやな思いをした というようなことがありました

これなども自分と違ったものを受け入れない 理解しようとしない悲しい行動ですが

今回のこのようないじめはそれとも違うように思います

自分が突然家族を奪われたら とか 家が消え去ったら とか 同じにはなれなくても 想像できないことはないほどすごいことだと思います

想像できるのに想像しようとしないのは もはや罪だと思います

子供は素直に自分中心の言動を何も考えないでしてしまいますが

その時こそまわりの大人がそれをたしなめて その人たちの気持ちになってみることを 教えなければならないはずです

自分の中に無意識にしても 無理解や偏見や漠然とした不安がないか 問い直すところから 考えないといけないと

真剣に考えました