「毎月勤労統計」の不正調査についてメディアを騒がせている件は

事務次官ら22人の処分が発表され 何か解決したような雰囲気になっているような気がします

しかし なぜこのような不正が始まり

長期間見過ごされてきたのか

ということについては 何もわかっていないように思います

省内でのヒアリングなどの調査はしたが原因は不明などとも言われているようですが

かたや 上司が同席している場所で ヒアリングをしても本当のことを証言する人はいないのでは

などという話も耳に入ってきています

省内の一職員の不正などというならばまだしも

この件は影響する金額も不利益を被ったであろう人々の数も多額かつ広範囲にわたっており

この統計結果をふまえての処置の影響を考えると必ずしも金額で算定されるより大きな影響を及ぼしたとも

考えられます

そしてまたまた 資料はすでに廃棄されている とか 不明である ということも言われています

省庁の施策については 統計的な数字が客観性をもった真実として重要視されていますし

私たちもその結果を信頼してそれら施策に従い協力もしています

そのように考えると なぜこのような「間違いが起こったか」

「なぜ長い間誰もそれに気づかなかった(指摘しなかった)か」

については 誰かの責任を追及するなどという「小さな」ことにこだわって 犯人を捜し出す

というようなことではない根深さやや重要性があり

また信頼性を取り戻す第一歩であることを意識していないような無責任さを感じてしまします

それもこれも一緒にしてはいけないでしょうが

マイナンバーの利用や 消費税のカード払いの5%還元や Tカードの利用者情報や

最近個人情報がますますいろいろなところに集積されていくのにもかかわらず 情報を守る意識は低いように見えます

そこのところに重ねての「統計不正」です

私はこのような政治や官庁に個人情報が集積していくことにますます不安を感じています