最近も 日本郵便の不祥事がニュースで大きく取り上げられました

郵便を配送する運輸部門でルールで決まっている点呼をし運転者が飲酒していない確認をしていなかったことで

大きな事故につながりかねないもんだがあったと 配送業務の認可取り消しがされたという事です

それに対して 消費者(利用者)に被害が拡大しないようにします などというコメントも発表されています

事業者としては とりあえずそう言うしかないのでしょうが それで問題が改善されるとは誰も信じていないように思います

そのような大きな事例ではないですが

私共の事務所内でも 何かミスが出たとき その報告と謝罪と共に 今後そのようなミスが出ないように 気を付けます という話がされます

私はもちろん今後同じミスが出ないように 一層気を付けます はしてもらわないといけないですが

なぜそのようなミスが出てしまったのかの原因をどう分析したのかを聞きたいといつも思います

といっても あまり「どうして」「なぜ・・」と問い詰めるのも **ハラスメントになるという事なので これをあまり強く聞くのもいけないようですが・・

でも 原因がわからないのに 改善できるわけがない と思うのです

本当に再発防止をしなければならないと考えるならば なぜそのようなミスが発生してしまったかをまずあぶりだして

その原因を取り除くことが重要で そのようなことが起こらないように注意します なんてことで再発防止ができるならば 誰も苦労しないよ ということではないかと思ってしまうのです

それならば 今回は注意をしなかったということなのか 集中していなかったのか とついつい突っ込んでしまいたくなります(これやったらダメダメ・・)

もちろん原因によって改善策は大きく違ってきますし ことと場合によっては組織を挙げてかなり大がかりにそして時間もかけて・・となる可能性もあるので

本音のところでは 「みんなこんなことがないように気持ちを引き締めて・・」ですましたい という気持ちもよくわかりますが・・

でもそれですませてしまうと 問題は解決しないし もっと大きな大変な事件につながる可能性はますます大きくなるわけですから

自分を含め痛みに歯を食いしばりながら 目をつぶらないで対決していくという勇気と覚悟を持ち続けないといけない

もしその勇気と覚悟がもてなくなったら 潔く身を引くべきなのでしょうが・・・

とつながっていきます と言いながら 昔からいつも思っていることが一つ

辞表を出せば責任を取ったと扱ってもらえる立場の人はいいよね という事です

責任を取る 取って辞める とはどういうことなのでしょうか 私はその意味がどうしてもわかりません

大人が何か(たとえそれが自らの手を染めたようなことでなくても)失敗につながることをしてしまったら

責任をとってヤメルなんてことができるわけない と思うのですが

だから どんなに痛くてもつらくても 原因を追求して反省していかないといけない のではないか と昔から思い続けています

その結果自分の力不足が原因の一つだったら そこで初めて身を引きます がでてくるのだと思います

ミスがおこっていなくても それに甘えていたら・・という可能性が想定できるようになったら それが引退の潮時でもあると考えるようになりました