少し前ですが 事務所の近所で盗難事件がありました(あったらしいです)

警察の方が 防犯カメラを設置しておられたら 見せてください とまわってこられました

残念ながら そのようなものは設置していなかったので 協力できなかったのですが

最近のニュースを見ると 防犯カメラの記録から犯人が特定できた といったことをよく目にします

治安のためには 成果がでて結構なことだと思います

かたや 夜道で女性が襲われた とか 子供が行方不明になった という事件も多発しているように感じます

そのような場合も この防犯カメラ等が役だっているようです

それは それで治安のためには必要なのでしょう

しかし 少し引いた目線で見るに

それだけ 治安が悪くなった 人間関係が希薄になったとも言えると思っています

この頃は 親は子供に「知らない人とは話をしない」どころか「知らない人から声をかけられたら逃げるのですよ」などと教えなければならないようです

「知らない人についていってはいけません」というようなことは昔も子供に言い聞かせていたことですが

それとは少し違った意味がかんじられます

すなわち 「家族以外は信じるな」と教えている といった感覚です

確かに 子供でも若い女性でも 自分の身は自分で守る ことが必要です

しかし、子供に大人をみれば悪い人と思え というようなことを教えなければならない のには抵抗を感じます

そんな甘いことをいって言って 犯罪に巻き込まれたらどうする・・・ と言われれば

無責任な意見だといわれても 反論できないな と思います

かくいう私は あまり「井戸端会議」をする人間ではありませんが それでも 危ないことをしている子供をみかければ注意をしたいと思いますし

小さい子供が泣きながら歩いているなんていう場面に遭遇したら 「どうしたの?」と声をかけたいと思っています

そんな事をしたら モンスターママから怒鳴られますよ とか 誘拐犯に間違えられたらどうする という声も聞こえますが

何か 社会生活のバランスがくずれてきているような 居心地の悪さや息苦しさを感じます