1月26日の京都新聞の「凡語」欄に

『驚いた。ポイントカードの「Tカード」を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブに

「私の情報を警察に渡したか」と聞くと、「捜査に関係することはお答えできない」というのである』

と記載があった

同社は会員情報を裁判所の令状なしに操作当局に提供していた という報道がされていたところである

そういえば 事件があったら監視カメラの映像や車載カメラの映像は捜査当局どころかマスコミにも提供されているみたいだし

最近はいつも誰でも常にだれかに見られている状態であり 必要かどうかの厳密な検討もなく

警察に「捜査しているので 情報として提供してください」といわれれば 提供されることになっているようである

別に提供されれば困ることをしているわけでなく 絶対に隠しておきたい個人情報があるわけでもない とはいうものの

それでも自分の情報が 自分の知らないところでやり取りされたり

知らない人が見ている と思うと 薄気味悪い気がします

その上に「毎日勤労統計」の不正調査や 少しまえの年金受給の長年にわたる全国的な給付間違い事件など

ずさん極まりない役所の行動も何かあるたびに明るみにでています

私たちが知らないだけのことなど SF小説のお世話になるまでもなく水面下にいろいろとあると想像もできます

その上 日本の政府や役所ならまだしも これら個人情報は外国にも流れていきそれら(どこかわからない)国の政府によって

どのように扱われるかもわからないというより大きく強い不安もでてきます

ネット社会といわれる昨今 だからといって まったくカードは使用しない とか

ネットに触れない というわけにもいかない現在 私たちはどうすればよいのでしょうか

このような不安を口にすると 若い人にそれはすでに年寄が自分の理解をこえていることに対して

必要以上に怖がっているだけなどと笑われたりもします

しかしです やはり今のうちに(大きな事件にならないうちに)自己防衛も含め どのように対処すべきか

どのような施策が必要なのか

便利さや値引きなどの利益に目を奪われるのではなく

ここでよくよく考えないといけないと 私はやはり心配してしまいます