新聞を見ていたらある書籍の新刊の広告が目に入りました

それは管総理についての本の出版の広告で

(ご本人著ではなく取材をもとにしたライターさんのものとのことでしたが)

タイトルが「したたか」とありました

多分 いわゆる「三バン」の何もないところから政治家としてスタートし

総理大臣にまで上り詰めた人のお人柄やご苦労などを評して

簡潔に表現すると「したたか」という言葉になる というような意味合いかと感じました

もちろん そこには悪意のあるネイミングであるわけはなく

どちらかといえば 八方に気配りをされ 広い人脈を築き・・・とよい評価の意味合いであろうと思います

(まだ 内容を拝読しておりませんので 勝手な想像ですが・・・)

実は 私は若いころ「座右の言葉」のようなものを聞かれたり 書くことになったときに

「しなやかに したたかに」と書くことがよくありました

それは まだまだ女性の社会進出がなく 女性ながら一人前の社会人として認めていただくには

正面切って正論を声高に叫ぶのではなく 

常に 戦う姿勢を前面にだすのでなく また目に涙を浮かべるのでもなく

いつも穏やかなしなやかな姿勢をたもちつつ 

しかし 環境に飲み込まれてしまうのではなく 

自分を保ってしたたかに対応して生き抜く といった思いを込めていました

久しぶりにそのような思いを「したたか」という言葉に込めていたことを思い出しました

男女の違い 年代の違い 生きる世界の違い・・・様々な違いがあるので 当たり前かもしれませんが

私の「したたか」とこのタイトルの「したたか」は少しニュアンスが違うように感じています

一度ゆっくりとそのあたりを考えるのもしてみたいと思っています