ある会計事務所向けセミナーの案内を見ていたら

会計事務所の職員の必須スキルとして

「段取り力」と「コミュニケーション力」の二つがあげられていました

「段取り力」とはそのものずばり、段取りを考えて仕事をする力ということで

職員にこの力が付くと 事務所全体の生産性の向上につながる ということでした

「コミュニケーション力」には

顧問先さまの言いたいことを的確に掴むための「聞き方」と

それを踏まえて顧問先さまが安心と納得できる「伝え方」の二つがあって

これら両方が必要 ということです

この案内のセミナーはこの必須のスキルを付けるための方法(研修)といったことの案内であったですが

私が常々 仕事のプロセスをよく考えて行動しましょう とか お客さまとのコミュニケーションを大切にしましょう

と言い続けていることがそのものずばりで書いてあって 我が意を得たり という気持ちになりました

これは 必ずしも会計事務所の職員だから必要なスキルではなく

仕事をする限り必要なスキルであるといえると思います

どんな仕事でも 思いつきや 督促の声の大きさに流されて行動すると無駄や無理が生じるだけでなく 他の工程にも多大な迷惑を及ぼしますし

顧客(お客さま)とのコミュニケーションだけでなく 同僚や上司 あるいは部下と一緒に仕事をするためには

これも必須のスキルです

とはいうものの 長年これらのスキルの大切さを機会があるたびに言い続けている我が事務所を見まわしたとき

まったく無視はされていないものの 多少の意識程度ではこの力は磨かれないのかとも感じます

手取り足取りすれば 目の前のミスは防げ スムースな仕事につながる可能性は高まるとは思いますが

それでは各人の能力として身につかないとも感じます

大切さはわかっていても これらの力を身に着けるのは 本人にとっても 指導する側にとっても

難しいチャレンジであるとつくづく思います