ノーワーク・ノーペイ とは 賃金の基本だそうです

すなわち「働かなければ 賃金はなし」 ということです

出勤しない分については 賃金は発生しないという 基本的考え方ということです

これを賃金計算というところでかんがえるならば 欠勤や 遅刻 早退の扱い などというところの議論やルールにかかわることでしょう

どうも 賃金計算においては タイムカードをおして机の前に座っている限りは お給料はもらえる という仕組みのことのようです

でも でも です あえて言いたいことがあります

働くということは 机の前にすわってさえていればよいのでしょうか

机の前にすわっていても 頭の中は熟睡状態 真っ白ということもありそうですし

集中しないので 単純なケアレスミスがおおく まわりに迷惑をかけっぱなし というのも よく見かけます

本当は このようなのは「働く」という状態でないので 賃金は発生しないのではないか と言えるのではないかと思います

しかし 目をとじていても 頭の中はフル回転で仕事のことを考えているかもしれないし

熟考しているのに 居眠りをしていると言いがかりをつけられ 賃金カットされた ではかわいそう という考えもある

そこで、タイムカードをおして 机の前にすわっていれば 仕事をしているとみなしてあげよう ということになっているのでしょうね

 

学校ならば 居眠りをして授業を聞いていなくて 零点をとってしまっても 自己責任 他人に迷惑をかけない と言っていられるかもしれませんが

仕事の場では 自己責任ではすみません 

その結果は他部署に迷惑をかけ クレームのもとになり 最悪の場合は会社の業績にも悪影響 なんて 大層な話をいっているわけではありません

目をつぶっていても 手を止めて計画を練っているのか 本当に居眠りをしているのか どうすればわかるのか

ちょっと長い目で観察すればわかります

それは成果に表れるからです

私は雇用者は従業員のことを思い 働きやすい環境を整えるなどに責任をもたねばならないと思っていますが

逆に従業員の人たちは 自分の給料に対して誠実でなければならないとも思っています

少しくらい居眠りをしていても 集中せず手だけをうごかしていても その時にはだれにも気づかれないかもしれません

また 自分自身でも ここしばらく残業続きだったから・・・なんて自分を許す気持ちになることもあるかもしれません

誰に気づかれなくても 自分自身ですら気づかなくても それは誠実な態度ではないのです

自分に対して失礼な態度なのです

立場はいろいろあるでしょうが 誠実な働き方を心がけたい 

そしてそれは いつかは自分の輝き方として現れると 思います

仕事の場での人間磨き というのは 意外とこの1分刻みの誠実さにかかわるのではないかという気がします