NHKの大河ドラマ「八重の桜」も後半に入っていますが

八重の子供のころの話のなかで「ならぬものはならぬのです」と言い聞かされている場面がありました

あまり熱心な視聴者ではないのですが なぜかふっと見たそのセリフがいつまでも記憶に残っています

女性の社会進出が語られるとき

そのメリットとしてあげられるのは

こまやかな気配り とか 優しさ といったことがあげられます

もちろん それもあるでしょう

しかし たくさんの女性リーダー(といわれている人)に見る女性の特質とは

「ならぬものはならぬのです」という ところではないかと思います

これは 私だけでなく どなたかもコラムか何かに書いておられたと思うのですが

男性は 先輩後輩の序列 誰かのメンツを大切にする 組織の調和を優先する というように

総合的に考え意思決定される傾向があるように思います

ところが女性は割と 他の人が何と言おうと「ダメなものはダメ」「いけないことはいけない」と

ストレートに判断するところがあるように思います

もちろん だから 「女は懐が浅い」とか「視野が狭い」などともいわれるのでしょう

しかし情報が氾濫し、必ずしも答えは一つではない場面において

誰それの顔をたて みんなの意見を取りまとめ・・・では何も解決しないことも多くなってきています

むしろ それが改善を阻み 成長を阻害している場面も見られるように思います

経済は成長してほしいし 成長させて生活をまもらねばなりません

しかし そのために人間の体に害があるかもしれない ということに目をつぶったり

とりあえず目先の問題を優先させようという判断が子供たちの将来に課題を先送りする結果になる

なんてたくさん思い当たります

だったら 「ならぬものはならぬのです」という女性の感性も 社会にとって有用ではないでしょうか

そのような意味で女性の社会進出は求められる

そのような観点もあるのではないでしょうか