昨年末ころから 目に見えて日常生活品の値上げが続いています

だいぶ長い間 経済成長のためにはインフレが必要と言われてきましたが

それは 良いインフレのことです

すなわち 経済が活性化して 給料などの所得が上昇し

その中で物の値段も上昇する といった好ましい循環によるインフレです

しかし 今の価格の上昇は いくら政府が旗をふっても国民の所得は上がらず

円安や経済活動の停滞によりものの値段だけがどんどん上昇するという現象ですから

これが望ましいものであるはずがありません

この春の春闘で大企業では政府の要請もあり賃金は上昇するとみられていますが

同じことが中小企業でできるわけもなく

自営業もコロナの影響から簡単に脱却できそうもありません

そうなると貧富の差も広がり ものの値段があがっても生活できる人と

生活できない人がはっきりと出てきて

それに対する給付金などの手当が言われますが 

一律の給付では、これは一時しのぎでしかないと思われます

貧困層や特に子供のいる家庭に対して支援することは最優先事項であり 不可欠の対策でありますが

今だからこそもっと抜本的な経済活政策が実行されないとならないのです

偉そうに言えるほどのアイデアがあるわけではありませんが

長期的にみて 子供を産み育てる世帯の支援をし 

そこのところでの所得のかさ上げをすることにより 消費を喚起するような施策は

ひょっとすると防衛予算を増額するより大切なことではないでしょうか