人の働きは何によって評価すればよいのでしょうか

すなわち どのようなことで評価して 何をもってその対価にすればよいのでしょうか

10人余程度の人数であっても いろいろな立場の人に働いてもらってその人たちにお給料を支払っている者としては

何かがあるたびに考え悩みます

一昔前ならば 割と単純な価値観で頑張って働いて少しでも昇給し昇進しよう というのが一般的なサラリーマンの価値観であったように思います

しかし 価値が多様化し 生活のしかたもさまざまな今日では 必ずしも昇給や昇進が目的にはなっていないように思います

また これが目に見えるものを作るといった作業ならば 完成品の数であったり 営業職だったら売上高といった割と客観的な物差しもありうるのかとも思います

でもこの頃は サービスやアイデアや情報といった目に見えないものを提供するといった労働も増えていますし

必ずしも長時間働いたから 成果も大きいと正比例するともかぎりません

その上質的な評価などに客観的な指標が一律にあるわけでもありません

もちろん給料は高いにこしたことはないが 長時間働くと個人のプライベートな生活が損なわれる から 残業はだめ とか

そもそも働きたいという動機ですら人それぞれになっているように見えます

頭脳労働と言われる仕事やアイデアやサービスの提供という仕事など 時間をかければよい成果がでるともかぎりません

抽象的な表現でいうなら その人が一番心地よい状態で仕事をする時に成果も最大になる そのようなことではないかと思うのです

この一番心地良い状態というのが これまた 一人ひとり違うかもしれないし

ある人の心地よい状態は 一緒に仕事をする他の人にとってはその人の心地よい状態を損なう原因になっている ということだって考えられます

このように考えていくと 考えるほどに混沌としてきて 一つの答えといった回答があるものではないというのもわかるのです

しかし 大人数であろうが少数のグループであろうが 人があつまって共通の目的で働く場を主宰する限り これの追求をあきらめることはできないとも思っています

人の思いや希望は変化するし一人ひとり違うのだから そんな事考えても意味ない もっと割り切って せめて他より高い給料をはらえばよいのでは  という意見もいただきます

そうなのでしょうか

せめても つねにより良い職場環境をめざして 一生懸命に悩み努力している事だけはわかってくれないかな~

これは私の贅沢(自己弁護?)になるのでしょうか・・・(ため息)