私の趣味は ときかれれば 読書 と答えます

とはいうものの 最近は老眼が出てきて ベットにはいってからの少しの間の読書 という楽しみが

だんだん遠くなってきていますが・・・

ということは さておいて

最近の大学生や新入社員の人たちをみていると

自分で考える力 自分で解決する力 が非常に弱くなってきているように感じます

社会にでれば 学校にいるときのように誰も教えてくれませんし

テストのように 答えがでるように 問題を出してもくれません

むしろ 何が課題か ということを自分で見つけなければ 何もできない というのが現実でしょう

ところが 教えてくれないからできない とか 調べたけれど答えが見つからなかった という返事を聞くことが多いのです

仕事の世界で調べれば答えがみつかるようなものは問題でもなんでもないし

取組み方とか ツールの使い方は教えてくれても 誰も答えは教えてくれません

そんなのはあたりまえなのですが・・・

なぜ?と考えて少し思いあたることがあります

ひとつは彼らは ネット社会で大人になった ということです

インターネットで検索すれば たいていのことは情報収集できる ことは当たり前ですし

直接的な答えが用意されていたり

物語はアニメでみる なんてことに慣れると

文脈をたどり 行間を読み 想像力を働かせて あれやこれや頭のなかでイメージをふくらます

などという作業の経験などない というのもうなずけます

もし小さい時本を読むことをたくさんしていれば 文字のなかから空想をふくらまし

作者の言わんとすることをくみ取り 登場人物の気持ちを推し量り という経験ができます

それは 同じ本を読んでも ひとりとして同じではない 自分だけの世界です

そして 知らず知らずに言葉が増え 表現力が多様になり・・・・・

このような経験の積み重ねが 自分の頭で考えるということを育ててくれるのではないでしょうか

今では 本ですらネット配信で画面で見る ということになってきているようですが

しかし 私は本をひらき そこにある言葉から いろいろなものを感じ取り 考え という作業は

心と頭の食事であると確信しています

もし 今自分のまわりに幼稚園や小学生がいれば 是非本好きな人になってほしいと思います