長い間 税理士の仕事をしていると 

税務調査というものも数えきれないほど経験してきています

税務調査というのは 所得税や法人税等納税者が自ら申告している内容について

適正な処理がなされているかどうかについて内容等の確認が行われる制度です

一般には事前に私共の方に調査に入りたい旨の連絡があり

納税者と打ち合わせて日程や場所などを決定するというところからスタートします

コロナ期間は対面での調査は制限されていたのですが 

コロナでの制限が解除され 最近は実地調査の件数が急増してきています

調査の内容は 対象の税目(法人税とか消費税とか印紙税とか・・)によって違いますし

納税者の業種や取引内容により色々です

しかし 現預金の残高の確認や棚卸の正確性などに始まり 会計処理のルールや妥当性などを通じて

決算書すなわち申告内容の適正性や適時性 正確性などが検討されます

私共は実地調査があればその現場に立ち合い 質問に対応し 要望された資料を提示したりします

忙しい最中に時間を取られ まるで何か悪いことをしているように質問されたりする と

一般に必要悪(嬉しくないけれど納税者の義務として仕方ないこと)のように嫌われることが多いですが

私は仕事がら慣れている ということもあるでしょうが そんなに忌み嫌うような気持ちはありません

それは日常からキチンとした会計処理や税務処理をしているという自負もあり

何か内容が変更されたり 臨時的な大きな取引があっても

誰でもが納得できるような合理的な理由があるということを常に意識してみてきているので

どのような質問であれ 何を見られても何も怖くない と思っているからだと思います

だからといって 常に税務署目線で無難に文句がつけられなかったらよい なんて思ったこともなく

正しいと信じてした処理は堂々と主張すれば理解が得られると思っているからでもあります

それなので 税務調査に立ち会うと 自分たちと違った観点の意見が聞けたり

もっと妥当な処理の仕方もあったのだ といった勉強ができるとありがたくすら思っています

いずれにしても 納税者ご本人(あるいは会社)が納得できるまで 妥協する気はありませんし

正しいと思っていることには 徹底的に明快な回答を求めますので

ひょっとして 調査に来る人にはうっとおしく思われているかもしれません

これほど良い実地勉強はそうないと思いますので

毛嫌いしないで肩の力を抜いて 何をしようとしているのか観察すると面白いと思えるかもしれません

どんなことにも悪い面と良い面があるということで 臨むとストレスもたまらないかもです

好奇心をもって観察することをお勧めします