「ハードワークで勝つまでやる ワークライフバランスなどと言っていると戦いに負ける」というような企業を

モーレツ企業というらしいです

働き方改革関連法の施行から5年になり
 
残業の減少など日本企業の働きやすさは高まったと言われています

では 働きやすさは高いが 働きかいは低い企業をホワイト企業と呼ぶとして

働きやすさは低いが働きがいは高い企業をモーレツ企業と分類した時

このホワイト企業でモーレツ企業に勝てるのか という日経新聞の調査によると

結果はホワイトの負けだということだったと結果がでたとのことです

この場合の結果とは10年間の売上高の増加やPBR(株価純資産倍率)の高さ という指標で示されているようですので

これだけでホワイト企業は弱い 勝てないと言ってよいかは別の調査や研究を待つ必要もあるかもしれませんが

長時間労働の是正やハラスメントのない職場づくりなど働きやすさを高める取り組みは だからと言って軽視できるものではありません

やはり働きやすさを求める取り組みは企業や社員の成長には不可欠なものだからです

そこで この壁を乗り越えるべく企業は次の働き方にシフトし始めた と言わています

すなわち 働きやすさと働きがいの両方を満足させられる企業になろうという動きです

この働きやすさと働きがいの両方が求められる企業を「プラチナ企業」というらしいです

プラチナ企業は同じ指標でみてもモーレツを上回る結果を示しているということです

社員のやる気が高まるとハードワークを強いなくても生産性が上がり業績も向上することはあきらかなようです

すでに数はすくなくてもプラチナ企業はすでに存在しており

その首位はソフト会社のサイボウズだと言われています

その成功事例を見ると

典型的なモーレツ企業で長時間残業も常態化していたので 長時間残業を減らし それと同時に勤務場所や時間も選択制にして働きやすさを高めるところから着手し

その上で働きがいの向上に集中して取り組み

取締役候補は社員の投票で決める 経営会議も全社員が視聴でき意見や賛否を伝えられるようにし

希望の仕事があれば「体験入部」と称して他部署に行き 将来の移動に活かせる などした と紹介されています

すなわち 意思決定を透明化し 自律的なキャリア形成につなげることで働きがいを高めたということです

すべての企業が同じように模倣すればよいわけではないでしょうが

限られた人材で競争力を高めるために 働き方の重みをさらに増していけるよう 

ホワイト企業からのシフトがこれからの成長のために求められていることは間違いないところです