家庭でも仕事場でも学校でも どこにいても「みんなでする仕事」というものがあります

自分がまかされた仕事 自分が責任を持っている仕事 といった仕事は

多少難しくとも ハードルが高くても 期限管理などもキチンとできて秩序正しく流れていく にもかかわらず

掃除をはじめとしてコピー用紙の補給 トイレのちょっとした汚れをふき取るなどの誰でもできるけれどなくなりはしない仕事といった

誰の仕事という特定されていない仕事もあるわけでこれに関しては誰がするのか というのは意外と管理が難しいと思われます

誰か気が付いた人がすればよいだけのこと と言えばそれまででですし 多分誰でもができる仕事でもあるわけです

それを気が付いた人の善意に頼るようなことをしていては 気が付いてもつかないふりをして手を出さない人がいる とか

私は忙しいのでそんなことはしていられないと気づいていても知らんふりをする人がいる

あるいは そんなことは新入社員の仕事と決めつけるとか

ともすればそんなある意味些細なことから気持ちのすれ違いや不満がたまるといった喜ばしくないことが起こります

だからと言ってそのような「雑用」は総務の仕事にきまっているといった決めつけや 女子社員の仕事という決めつけをすると それこそ大問題に発展もします

では当番表を付けて 当番になった人の義務としてその人のその日の都合も何も無視して強制する これもいかが? となります

なぜ気が付いた人がその時点で動く シュレッダーが満杯になってきたらその時に使おうとした人が袋を取り換える

お客様をお見送りしたら 残ったペットボトルをゴミ箱に捨てるとかコップを引いておく

目の前にゴミが落ちていたら拾う 邪魔になるところに荷物がおいてあったら横によける 郵便局に行くときは一声かける など

いちいち仕事といえないことに対する取り組みの雰囲気 私はそれがぎくしゃくしていたり 批判的な陰口のもとになったりしている組織は

うまく血が通い合う暖かい職場とは言えないと思ってしまいます

逆に 他の事などで不満があったり不公平を感じていると 自分のことはするけれどそうでないことは手を出さないという寒い雰囲気が充満します

意外と管理職と言われる人ほど そのような雰囲気や空気があるということにきづかなかったり アルバイトやパートにさせればよい で片付けたりして

あまり問題視しない傾向があるようにも感じます

それなのに美しい職場を創ろう などというスローガンだけ叫ばれたり・・・・

私はそのようなことそれ自体を問題視しようと訴えているのでなく

そのような寒い雰囲気 思いやりのない空気を感じ取ることができず 野放しにしてしまって平気な感性が気になります

取るに足らないことと言えばその通り 大したことでないというならその通り 掃除の会社に依頼すればよいと言えばそれもあり

でも 気持ちのよい仕事場であるための 個々の気遣いとそれに対する感謝の心はよほど意識しないとすぐになくなってしまうことであると思っていますし

そのような事は仕事に関係ない などというのが常識になってしまわないように と願わざるをえません