6月の初めころに私共従業員にとって(たぶん働く人すべてにとってでもあるでしょうが)大切な能力は

段取力 と コミュニケーション力 ということをこの欄でかきました

私共の仕事は 表面的にみると良い仕事をしているかそうでないかはなかなかわかりません

単に短時間で仕上げても中身に注意がいきとどいていなければそれは不良品になるでしょうし

きちんと注意の行き届いた仕事をしていても 多くの時間がかかるのも よい仕事とはいえません

弊事務所では 自分の(すなわち担当先の)年間計画をたて それをベースに月の計画を立てましょう

というようにいっています

今月に絶対しなくてはならない という業務でなくても 月次でキチンと調査し検討しておけば

決算で多くの時間を費やし 多くの苦労をし お客様にも負担をおかけする ということは

大いに軽減できるはずなので

決算申告という近未来のゴールを見据えて そしてそのお客さまの来期さ来期にむけての流れを考えて

今の仕事をしなければならない というか そういうようにすると自分にもお客さまにも一時期に多大な負担もかからず

ストレスの少ない仕事の流れが作れる ということを言っています

その一環として2ケ月先までの予定をサイボーズの個人予定に入力する というルールも作っています

ところが なかなか思うようにこれができないようです

いわく お客さまの都合で動かなかればならない部分が多いので(すなわち受け身の仕事になるところが多いので)

予定をたてても 毎日のように変更しなければならない とか

自分だけ予定をたてても 効果がない とか

いろいろと理由はあるようです

「計画的に仕事をする」とは 必ずしも計画表を作る というのではないのは当然ですが

いつごろに 何をしておく必要がある と考えながら仕事するのと

目の前に来た仕事をただただ一生懸命かたずけるのとは 大きく違うのです

計画表をつくれというと えてして 予想表をつくります

すなわち いつごろには**の仕事が来るから それをしていることになると思います という予想のカレンダーをつくろうとしています

だからお客さまの予定が分からないから 私の予定表も作れない ということになるのです

それでは無くて **月ごろには**の仕事をしておくと一年間良い流で仕事ができるから

**になったら連絡しよう とか お願いをしよう と能動的な計画をつくる

それれが計画表を作るということだと思っているのですが それを上手にお客さまと共有することが難しいようです

ということは コミュニケーション能力が必要になるというところにつながるのでしょう

そう思うと段取力やコミュニケーション力のあるなしは 計画が作れるかどうか に表れる といっても過言ではないと思っています