日本はもう少し賢い国だと思っていました

日本は政治家というより官僚組織がしっかりしているから盤石だ という話も聞いたことがあります

しかし東日本大震災のころから 果たしてそうなのだろうかという思いが首をもたげてきて消えてくれません

昔から日本は「平和ボケ」しているといわれてきました

日本は平時を前提とした体制である というのはわかっていました

でもやはり戦争はイヤで 兵器を持つといざという時はこれを使えばよい と気が大きくなるかもしれないなどと思って

「平和ボケ」結構 外交や経済で戦争になるようなことを阻止するのが日本のやり方であればよい と思っていました

しかし 長期化してきたコロナへの対応を見ていると

緊急事態とは必ずしも戦争のようなことばかりを指しているわけではない ということもわかりましたし

東日本大震災後の対応も「くさいものに蓋」的なところがあるようにみえてきますし

何よりもどうにもならなくならないと動かず とりあえず今が無難にすごせれば という対応の連続のようにさえ見えます

少しでも平常と違うことが起これば この日本の縦割り行政が機能するどころか 逆に悪い方向に作用し 何もできなくなるのは明らかになっています

ワクチン接種しかり 一人当たり10万円の補助金を支給する手際しかり

行政にはITを利用する とか システムを導入するとかいう発想すらないことが明らかです

この様に行動すると どのようなことが起こるのか という想像力が欠如しているとしか思えません

ワクチンの申し込みでも10万円の補助金でも デジタル的な手法を使うということについて

FAXや申込はがきがPCを使う方法に置き換わったくらいにしか考えられていないとしか思えません

世界的にはバーチャルな空間でのしのぎ合いが当たり前になってきているのにです

情報戦争とか第4次産業革命とか言われてすでに10年以上経過しているのに 

このありさまはどういうことなのか理解に苦しみます

日本の頭脳が海外に流出していると聞いても 日本人の心を持ってほしいな くらいにしか感じませんでしたが

このような傾向は今の日本の社会的な仕組みを考えると必然だと思えてきます

でも 今の政府を見ていると また野党を見ていると暗澹たる思いしかおこりません

子供たちのために ここであきらめたり 投げ出すわけには行けない とは思うのですが

ではどうすればよいのでしょうか

少しの光でも見えないものかと思う毎日です