少しだけ古い話になりますが 今年の6月に

長崎市の男性幹部(故人)から取材中に性暴力を受けたとして

女性記者が長崎市に損害賠償などを求めた訴訟で

長崎地方裁判所が市の責任を認める判決を出した

という記事をみました

商取引や仕事の現場 情報交換の場面で

組織を背景とした強い立場の男性が 女性に不当な要求をする問題は「あるある」という感じですが

今回の判決は

この様な要求は許されるものではなく

問題が起これば関係する組織も責任を問われる 

と明確に指摘したところが 注目に値すると言われています

女性側にも責任がある とか

逃げていればよかったのに とか

二人だけになる場所に行ったのが悪い とか

この様な反論(?)や世間の中傷は 簡単に予想できます

なので 被害にあった女性は泣き寝入りをしたり 

中傷や風説やうわさによる二次被害をうけることになって余計に傷つきます

そのような意味で訴えた女性の勇気を称賛する気持ちにもなりました

今回は その面でも 

性暴力 の相談や訴えを受けた組織が 

被害者保護に十分な配慮を怠れば

そして二次被害を防ぐ義務があったのにそれをしなかったならば

その組織が法的責任を問われる ということも明確にしたということで

注目に値いすると思います

まだまだ 

そうであるからこそ この判決を契機に 

ジェンダー平等に向けて一歩前進することを祈ります