「肩をすくめるアトラス」という小説があるそうです

私はまだ読んだことがないのですが

米国のテック長者に根強いファンが多いと言われています

この小説の名前を見つけたコラムによると

「創造性に富む経営者が自由に稼げれば社会はよくなる。

だが大衆は格差を憎み 政府は統制を強めて暗黒の世界に陥る。

企業家が権力を握り 社会を支えていく世界こそ理想郷」と説く物語だという事です

テック長者の代表とでも言うべきイーロン・マスク氏にテスラが最大で150兆円の報酬を約束したというニュースがありました

報酬を巨額にして後を追う企業も出てきているという事ですが お金が権力の象徴とされるような社会は理想郷なのかと思うところです

貧富の差が大きくなってきて分断が進むと言われるアメリカで この小説のように企業家が社会を支えていく理想郷が出現するのでしょうか

何かピンときません

またAIの進歩を見聞きするたびに AIに仕事を奪われると言われてきた現実が近づいてきたのかという気もします

人間が人間たる働きをするところは創造性を発揮する分野であるとも聞きます

世の中が複雑になり 分断の様相も複雑になり そんなにわかりやすい社会など出現してきていないではないか と思うのですが

強烈にあこがれてではないけれど 一度この小説を読んでみないといけないと思ってきています