教育費無償化
(2026年2月16日 09:00) カテゴリー:所長通信教育費無償化 と聞くと 「してあげたらいいと思う」と反応してしまいます
その子供の生活する環境 家庭の貧富などによって 学びたいことがあるのにその希望が叶えられず
将来の夢をふさがれるのは悲しいことだと思うからです
日本では 長い間義務教育は国や地方自治体が費用を負担するが
就学前や高校や大学などは個人の選択によるものだから 受益者負担が当たり前 と考えられていたように思います
しかし 社会の流れや生活も変化し 高校や大学に進学することが当たり前で
一律に知識だけを詰め込むばかりが教育ではないという考え方も「わがまま」とは言えない というようにも意識が変化しているように思います
その中で重要な政策課題として教育無償化の問題も大きく取り上げられています
すでに高校授業料の実質無償化が始まって大分経っていますし 就学支援制度も徐々に拡充が進んできています
少子化対策や将来の経済成長への課題として進められているところも大いにあるでしょうが
もう少し広い視野で考えるに
財源の問題 所得制限の是非 公私間格差など多くの課題があり
これをクリアすることも具体的な今の課題として考えなければならないところまで来ていると思います
教育というものをいわゆる学校で授業される知識を伝え実生活に役立てるためのものと考えるのか
人間として成長するための糧を得られる場と考えるのか
別の視点でいうと
教育費は個人への投資とみるのか 社会への基盤形成のための支出とみるのか
教育を受ける権利は 将来役に立つ(これ自体どういうことかの疑問はありますが)ことが見込まれる人が持っていると考えるのか
人間としてみんながもつものと考えるのか
どのように考えるかで 教育費負担の制度設計の形も違ってきます
私は少なくとも 子供たちあるいは大人になっていても すべての人がその機会を平等に与えられるべきものとして
社会的な公正さが感じられるものであってほしいと思います