最近こんな出来事がありました

少し 自宅をリフォームすることになり そのあいだ家財を倉庫業者に預けることになりました

最初の予定では 11月の下旬にあずけ 年内いっぱいで完成する予定

でも 部品の調達などの誤差をみて 1月下旬ごろまでを念のために契約期間とする ということでした

ところが 工事がずるずるとのびて結局引き取れたのは3月の下旬となってしまいました 当初の予定の2倍の期間が必要となったわけです

当然ながら 賃料の支払いは2倍金額にして20万円ほどが予算超過となりました

引き取れない限り 預けざるを得ないし 当然にそのあいだの賃料は支払わないわけにはいかない

一体この超過の賃料は誰が負担するのか・・・・

倉庫業者さんには 預けた本人である私が責任を持ってお支払をするのがスジと思いますが

納得できなかったのは 工事予算の清算には このような本人負担の費用が全く考慮されなかったということ

工事の延滞は 段取りの悪さ等々あり必ずしも致し方なかったというようなものではなさそう・・・

とはいうものの 現場の職人さんたちの努力には感謝感謝ということもあり 金額的なこともあり 別に弁償してくれなどと ことを荒立てるつもりはもちろんありません しかし  少なくとも この分の賃料について 予算超過してご迷惑をかけて申し訳ありませんでした といった言葉が聞かれると 思っていたところ まったくこの件については触れられなかった

特別 弁償などと言われたくないので 逃げている といった感じはまるでなし 要するに ここで こちらに予定外の負担が生じた ということに気付いていないのではないか というところです

設計したり 監理したり といったソフトを提供する業務においては 特別追加の発注がないかぎり 時間が余計かかっても ご本人の得られる収入は基本的には変わらないと思われます むしろ 現場の業者の方に支払う費用は増加しているのではないかと思われます

工事の遅延について 施主に追加の請求をするのではないから だから お客に負担を強いていない という感じかな と思われます

工事中の不便な生活をするために 費やした費用はこの賃料だけにとどまらず 全部集計してみせたら きっと驚かれるだろうな などと思わないわけでもありません

また 自分が動いている限り 給料など発生しないという感覚かもしれませんが その時間に他の仕事ができれば稼げたであろう利益をなくしている ということもあります

その収入があれば その時間で発生している固定費を少しでも賄えるのに・・・ とか 従業員さんに他の仕事をさせた方が効率的なのに・・・ とか などと他人事ながら思いました

そう思うと ことわざ(?)とは別の意味になるのかもしれませんが 「時は金なり」ってすごい身近なところにあるわけです

よくお客さまに経営管理やコスト管理のご相談を受けます 直接費は見えるので ここは誰でもがコントロールしなければと意識します また間接費についても 実際に支出があったものについては 管理職のかたならば 意識されます しかし 以外とこの目に見えない費用あるいは遺失利益については 気づかない ようです

「時間あたりいくら」というコストの概念を見える化すると 予想以上にコストコントロールにつながるのではないでしょうか